(日本歯科大学) 2016年から留年激増。。。デンタル国進(お茶の水校、大宮校、横浜校) 対面&オンライン個別指導 お問合せ代表 (052)220-5446

日本歯科大学は、2016年から留年数が激増しました。

卒業試験においても、2016年においては、30名程度の留年数だったのが、今では、100名程度になっているようです。

今の日本歯科では、聴講生(同一学年の限度年数が2年を超えてしまうと、いったん放校になり、予備校に通うか、大学に留まるテスト勉強の準備をする仕組み)も含めて、約100名です。約3倍卒業試験で落ちるようになっているのですね。

part13 第114回歯科医師国家試験 必修 削除問題 D 17 解説 

D17

こちらは、問題として適切であるが、必修問題としては妥当でないため、正解した受験者については採点対象に含め、不正解の受験者については採点対象から除外された問題です

歯科治療中に幼児が口腔内に落下した異物により呼吸困難に陥った。異物の除去を行おうとした所、脈拍数が30回/分となり意識が消失した。直ちに行うのはどれか?

a.気管挿管
b.胸骨圧迫
c.静脈路確保
d.背部叩打法
e.腹部突き上げ法
(正解:b胸骨圧迫)

内容としてはBLSの内容です。アルゴリズムを理解しておくのは、今後の研修医でも役立ちます。AHAのホームページ、麻酔の教科書などに載っていますから、必ず確認してください。

基本の流れをまず確認しておきましょう。

1.反応があるか
→ない場合周囲に知らせる、119番、AED手配

2.呼吸の有無の確認、脈拍の確認
→呼吸がないもしくは死戦期呼吸、わからない場合は無いと判断する。脈拍は10秒以内に確実に触知できるかで確認。

3.呼吸なしまたは脈拍なし
→CPR開始、AEDが入手でき次第装着
詳しいアルゴリズムは教科書などで確認して欲しいため省略して書いていますが、原則は以上になります。

今回は窒息のケースなので、窒息の解除をするかどうかについてですが、窒息の解除を試みるのは意識がある場合です。ない場合は心肺蘇生を行います。

以上割愛した部分も多いですが大まかな流れです。

以上を考えればまずa、cはそもそも出てきません。またd、eも意識が消失した時点で違います。したがって胸骨圧迫に行き着きます。
。。

勿論このようなプロセスで解答を出すのが理想です。また正しいアルゴリズムは必ず学習して欲しいですが、国家試験の問題としてはもっと容易に答えはでます。
まずaやcですが、一般の診療所レベルで対応できるところは少なく、手技としても容易とは言えないので、緊急事態で出来るか?と考えればきつそうです。なので優先順位は低いです。

また今回の問題文には「異物の除去を行おうとした所」と記載があります。ここから「窒息の解除を行おうとしたが上手くいかなかった」とも読み取る事が出来ると思います。そうなるとd、eとも上手くいかなかったのだから答えになるとは考えにくいです。そうなると自動的に胸骨圧迫が答えになると予測できます。
問題文に必要のない事は書かれないと思います。出題者が何を問いたいかを読み取る事も大切だと思います。

(1年)物理テスト&課題について(他にも一般教養はオールランドに指導可)~個別対策を実施中~代表 052-220-5446~

全国どこの1年の歯学部でも、だいたい物理で困っている方が多い状況です。

当予備校では、各大学のテスト傾向に習熟した講師たちが、マンツーマンで個別指導しています。

歯学部に入学する際に、物理受験していない/推薦で入学している現実がある以上、前期で物理を落とすのは、当たり前でさり、即→留年に繋がりかねません。

1年の一般教養で留年などしていたら、泣くに泣けないのが現実です。。。

当予備校で、今年度入塾した1年の多くは、留年した方々が多く、物理を落として留年のパターンが多い印象です(しかも1年の入塾人数は、年々増加しています)。今物理対策真っ盛りです。

多くの大学で、今では、翌年の2月にまとめて前期&後期の再試があるため(以前は前期試験→前期の再試→後期→後期の再試のパターン)、前期落とした科目の対策は、後期の間はなかなか出来ず、結局翌年2月の再試の直前にやるはめになります。そうなると、前期の科目の内容も忘れているし、傾向も変えられているしで、結局前期の科目を再試で落として留年するパターンが多いようです。

あるいは昨年は仮進級の措置で、進級しているかもしれませんが、対策しないとまずい状況です。。。

「焦らないといけない時に焦って、ちゃんと対策して、進級出来る人」と、「まずい問に何もしなくて、留年してしまう方」との違いでしょうか?

情報&タイミングに鈍い人は、→繰り返し留年というサイクルにはまりかねません。

国試まとめ知識(part1)~参考問題・・・第114回歯科医師国家試験 必修 A-18/参考問題 111 A-19 ~今ホットな話題!〜栄養、フレイルの背景知識について

第115回歯科医師国家試験を見据えて、

最近流行りの栄養、フレイルについて前回まとめきれなかった科目ないし関連事項について、まとめてみようと思います。

まずはこちらの問題について、確認していきましょう。

114回 歯科医師国家試験 必修 問題

114 A-18

老年期のフレイルサイクルを図に示す。

①はどれか。

①→基礎代謝低下→エネルギー消費低下

→食事の低下、食事摂取量の低下→

低栄養→①(以下、繰り返す)

(※図を参考に文字におこした)

a 悪液質

b 廃用症候群

c サルコペニア

d ジスキネジア

d メタボリックシンドローム

解答: c サルコペニア

こちらのフレイルサイクルは

日本人の食事摂取基準2020にも取り上げられているものです。

今回のフレイルサイクルのルートは、

ルート①

サルコペニア→☆基礎代謝低下↓→消費エネルギー量↓

→食欲低下、摂取量↓→低栄養

となっていますが、実は

ルートはもう一個あって、

ルート②

サルコペニア

→☆疲労・活力↓もしくは筋力↓

→身体機能↓(歩行速度↓)

→活動度↓☆

→消費エネルギー量↓

→食欲低下、摂取量↓→低栄養

というものがあります。

ちょっと脱線しますが、この問題の上手いところは、ルート②だと受験生に単純想起させてしまって簡単になってしまうので、ルート①のほうを取り上げて問題を作ったわけですね。賢い。

また、戻ります。

まず、高齢者歯科の観点からまとめてみましょう。

①高齢者歯科

フレイル&サルコペニアと栄養の問題について、

まずは整理していきましょう。

フレイルとは、

要介護に入る前の前段階。

Friedの定義によると、

1体重減少

2主観的疲労感

3日常生活活動量の減少

4身体能力(歩行速度)の減弱

5筋力(握力)の低 下のうち 、

3 項目が当てはまればフレイル。

1〜2 項目が当てはまる場合はフレイル前段階と

なるわけです。

このフレイルの原因の一つにサルコペニアがあり、

サルコペニア→フレイル→低栄養の流れの

フレイルの部分が

前述のルート②

→☆疲労・活力↓もしくは筋力↓

→身体機能↓(歩行速度↓)

→活動度↓☆

の部分に当てはまるわけですね。

そして、低栄養となることでこのサイクルが加速。

高齢者を歯科医院でみるにあたって見かけたことがある

・ふらつき

・転倒による骨折

へとつながり、身体機能障害や要介護状態との関連性へとつながるわけです。

☆転倒→医療事故→訴訟の流れに繋がって

みなさんおなじみの医療事故調査支援センターの問題につながることができますし、

こうならないよう常に患者様への対応に

気をつけるわけです。

(転倒防止のストラップをつけて、スタッフ間で常に注意をはらっている歯科医院も多いようです。)

(補足) 参考問題 111 A-19

患者の「予期せぬ死亡」が発生した場合に、医療事故調査制度に基づいて医療機関が医療事故を報告する先はどれか。1つ選べ。

a 警 察

b 保健所

c 厚生労働省

d 医療事故調査等支援団体

e 医療事故調査・支援センター

解答 e 医療事故調査・支援センター

なので、こうならないよう常に患者さんに栄養をとらせることが大事になってくるわけですね。

(補足)

高齢者の低栄養の要因として以下が挙げられます。

1.社会的要因

独居、介護力不足、☆ネグレクト、孤独感、貧困

2.精神的・心理的要因

☆認知機能障害、うつ、☆誤嚥・窒息の恐怖

3.加齢の関与

嗅覚、☆味覚障害、☆食欲低下

4.疾病要因

臓器不全、炎症・悪性腫瘍、疼痛、

☆義歯など口腔内の問題、薬物副作用、

☆咀嚼・嚥下障害、日常生活動作障害、

消化管の問題(下痢・便秘)

5.その他

☆不適切な食形態の問題、

栄養に関する誤認識、

☆医療者の誤った指導

※ ☆は個人的に国試に関係してそうなところです。

今回は割愛しますが、☆の箇所に関して自分でもう一度確認してみてください。

また、食事摂取基準として、

高齢者(65〜74歳)

身体活動レベルに合わせて、

I→2050

II→2400

III→2750

(単位:kcal/day)

I→1550

II→1850

III→2100

(単位:kcal/day)

☆高齢者(75歳〜)☆

I→1800

II→2100

I→1400

II→1650

(単位:kcal/day)

ちなみに覚えやすいように、

I→ほとんど座って1日過ごす。ベッドから起き上がれない人とか?デスクワーク。

I I→座るには座るけど、通勤、買い物、家事OKな人。(ってことはIADLが平気そうな人だな?!

ここでIADLとかADLがごちゃんな人は、ちゃんと復習しておいてくださいね。)

III→運動良くする人。

と、暗記項目を自分の言葉で、自分がわかりやすい文章にしておぼえたりイメージするのもいいかもしれません。

さらに、カロリーも

2050!2400!2750!はい!覚えた!って、単純に覚えるのもやめてくださいね。

覚えやすいように例えば、1日24時間、2400kcal

それに2400は3の倍数だから プラマイ300で

I→2100、III→2700だな、、って感じでいいんです。 ラフにいきましょう。

ちなみに75歳以上にどうして☆をつけたかは考えてみてくださいね。

「他の科目で75歳、というと後期高齢者だな。。」

ということは医療保険でも問われやすい。

だからこういうよくきくワードについては掘り下げなくちゃいけないな。

という風に連想してみてください。

きっと問題を解くのも楽しくなるはずですよ。

②公衆衛生・口腔保健学

介護予防のために、

最近ではフレイル・オーラルフレイル対策を

かかりつけ歯科医が担当したり、発見する機会が増えてきました。

ですから国家試験でも、これらを重要視する問題が多発。模試でもよく見かけるようになったわけですね。

少し、ここのへんに関してもまとめてみましょう。

まずは、オーラルフレイルの概念図を参考に

字面に書き起こしたこちらについてまとめてみましょう。 

第1レベル :口の健康リテラシー の低下 

(原因)

・社会的フレイル

・精神心理的フレイル

・自発性の低下

(結果)

・不十分な口腔健康への関心

・歯の喪失リスクの増加

第2レベル:口のささいな トラブル

(原因)

・滑舌低下

・食べこぼし

・噛めない食品の増加

・むせ

(結果)

→食品多様性と食欲↓

第3レベル:口の機能低下

(俗に言う、これが☆口腔機能低下症として保険で点数がとれるものです!!)

(原因)

・口腔不潔・乾燥

・ 咬合力低下

・口唇・舌の機能低下

・咀嚼機能・ 嚥下機能低下

(結果)

→低栄養・サルコペニア

第4レベル:食べる機能の障がい

(原因)

・咀嚼障害

・摂食嚥下障害

(結果)

→栄養障害、運動障害→要介護に!!

cf.オーラルフレイル概念図 2019年版 出所:公益社団法人日本歯科医師会「歯科診療所におけるオーラルフレイル対応マニュアル2019年版」

このレベルごとにぼくたちは患者さんに接していくことが求められているわけです。。

①レベル1: 口の健康リテラシー の低下に対して

1.後期高齢者に対する保健事業

〜都道府県後期高齢者医療広域連合からの

市町村委託〜

これに対しては、フレイル予防として

歯科医師は、集団教育をDHを派遣することで

・口腔健康に関するおはなし

☆お口の体操の指導(嚥下体操とかですね!

これに関しては別の回でリハビリをまとめていこうと思います。)

・歯科医療機関への受診勧告

後期高齢者を含めた

☆すべての高齢者に対して行っていきます!

自己啓発セミナーのような感じです。

2.介護予防・日常生活支援総合事業

基本チェックリストに

☆該当しないすべての高齢者☆を中心に

集団教育、運動栄養口腔を組み合わせた

☆介護予防教室を何回かおこないます。

つまり、歯科医師は運動、栄養についても

指導しないといけない!ということでしょうね。

実施主体:市町村

対象者:65歳以上のすべての高齢者

事業内容:口腔の介護予防に関する教室、

講演会実施、パンフレット作成などなど。

②レベル2: 口のささいな トラブル

ここからが肝心です。

1.後期高齢者に対する保健事業

これはレベル1と同様です。。

2.介護予防・日常生活支援総合事業の

介護予防・生活支援サービス事業

通所型サービスC、短期集中予防サービス

これが大事です!!

ここでは、

☆基本チェックリスト該当者、

要支援者を対象者で、

3〜6ヶ月間、口腔機能向上のためのプログラムを

DH、ST、RDたちによって通所の形でうけるか、

もしくは歯科医院に紹介して個別で指導をうける、、といったものです。

ここで、基本チェックリストについて確認を軽くしておきます。

☆基本チェックリスト

ざっくりまとめると、65歳以上の高齢者が介護予防にならないようにチェックリストを回答して

それに合わせた施設で管理していく、、というものです。

項目として、

((ADLやIADL!))

・バスや電車で、一人で外出していますか

・日用品の買い物をしていますか

・預貯金の出し入れをしていますか

・友人の家を訪ねていますか家族や友人の相談にのっていますか

((運動、転倒関係!))

・階段を手すりや壁をつたわらずに昇っていますか

・椅子に座った状態から何もつかまらずに立ち上がっていますか

・15分位続けて歩いていますか

・この1年間に転んだことがありますか

・転倒に対する不安は大きいですか

((栄養))

・6ヶ月間で2kgから3kg以上の体重減少がありましたか?

身長(cm)と体重(kg)およびBMIは?

☆口腔☆

・半年前に比べて固いものが食べにくくなりましたか

・お茶や汁物等でむせることがありますか

・口の渇きが気になりますか

((引きこもりしてない??))

・週に1回以上は外出していますか

・昨年と比べて外出の回数が減っていますか

((認知機能))

・周りの人から「いつも同じ事を聞く」などの物忘れがあると言われますか

・自分で電話番号を調べて、電話をかけることをしていますか 

・今日が何月何日かわからない時がありますか

((鬱、精神的))

・(ここ2週間)毎日の生活に充実感がない

・(ここ2週間)

・これまで楽しんでやれていたことが楽しめなくなった

・(ここ2週間)以前は楽にできていたことが今はおっくうに感じられる

・(ここ2週間)自分が役に立つ人間だと思えない

・(ここ2週間)わけもなく疲れたような感じがする

といったように質問項目を分類することができ、

☆☆今後は問題にこの項目が並び、

どれにあてはまるか?何を求めているのか?

この項目に問われたら、どこへ紹介し、

歯科医師としてどういった対応をせまられるのか。。☆☆

といったことを予想しながら問題を作ったり、

知識を深めていけるとさらにいいですね。

☆ちなみに口腔の項目、

☆口腔☆

・半年前に比べて固いものが食べにくくなりましたか

・お茶や汁物等でむせることがありますか

・口の渇きが気になりますか

に関しては、

2項目以上で口腔機能低下と判断できるので覚えておきましょう。

1項目のみであれば嚥下体操など結局、自己啓発的な対応とかになりそうですよね!!

これに関して判断させてどう処理していくかみたいな問題が作られてもおかしくはないです。。

☆☆☆☆☆

③ 第3レベル:口の機能低下に対して、

これが今回の一押し、です!

1.後期高齢者に対する保健事業 (都道府県後期高齢者医療広域連合からの市町村委託)

市町村がDH、ST、RDたちを在宅等に

派遣(☆アウトリーチといいます!)し、

個人ごとの課題に応じた助言や指導を行います。

低栄養状態や誤嚥性肺炎のリスクが高い方、

閉じこもり傾向の人、

後期高齢者の質問票内容、

要介護度、

歯科通院状況

といったものについて該当者に対して

アウトリーチしていきます!

・実施主体

→市町村(都道府県後期高齢者医療広域連合からの委託事業)

・対 象 者

→市町村が設定した抽出基準に該当した人

・事業内容→歯科衛生士を在宅等に派遣し、口腔の課題に応じた助言指導。

訪問歯科健診事業や訪問歯科診療を行う歯科医療機関との連携もおこないます!

2.後期高齢者の被保険者に係る訪問歯科健診

対象者

医療機関への通院がむずかしく、

歯科健診を受診できない

後期高齢者医療制度の被保険者

歯科医師による訪問歯科健診を実施することができます。

・実施主体

→後期高齢者医療広域連合による

直接実施または市町村(広域連合からの委託事業)

・経費負担→

後期高齢者医療広域連合が負担(市町村に委託実施する場合)

・対象者

→通院による歯科受診がむずかしい

☆要介護3以上の後期高齢者医療の被保険者

・健診内容

→問診、口腔内診査、口腔機能の評価などなど!

そして、この問診ですが、

口腔機能低下症といったものを診断するのに

特に大事です。

今回の114回歯科医師国家試験では、

この口腔機能低下症の検査項目の検査の

グミゼリーは今回の出題委員の先生が導入したみたいです。

なのでここについてもいずれは整理してみてもよいでしょう!

〜口腔機能低下症〜

口腔衛生状態不良

口腔乾燥

咬合力低下

舌口唇運動機能低下

低舌圧

咀嚼機能低下

嚥下機能低下のうち,

3 項目以上該当する場合に口腔機能低下症と

名付け、6ヶ月ごとに再評価を口腔機能精密検査を行って治療を進めていきます。

〜口腔機能低下症の項目について〜

・口腔衛生状態不良

→ 舌苔の付着程度 50%未満!

舌を9分割して自分なりに舌苔の評価を

してみよう!

・口腔乾燥

→ 口腔粘膜湿潤度27未満!!

 唾液量 →2g/2分以下!!!

(ムーカスなど、機械をみてなんの検査に

使うものかもう一度確認しなおそう!!)

・咬合力低下

→ 咬合力検査:200N未満!(プレスケール)

 残存歯数:20本未満!(cf.8020運動)

プレスケールに関しては、

※高齢者の出題委員の先生が大学の

近くの住民に対してコホート研究して

咬合力とフレイルの研究をしていたので

注意しよう。

・舌口唇運動機能低下

オーラルディアドコキネシス

/pa/ 回/秒

/ta/ 回/秒

/ka/回/秒

どれか 1 つでも, 6 回/秒未満

(補足)

113回歯科医師国家試験

113 D-27

オーラルディアドコキネシスで評価するのはどれか。1つ選べ。

a. 弾 音

b. 通鼻音

c. 破擦音

d. 破裂音

e. 摩擦音

正解 d 破裂音

・低舌圧→舌圧検査

30kPa未満 100mg/dL 未満

※舌圧くんも、もう一度おさらいしたおこう!

・ 咀嚼機能低下

→ 咀嚼能力検査100mg/dl未満!、

咀嚼能力スコア0、1、2!!!

(先程のグミゼリーです!写真でみてどれくらいの

大きさがスコア0、1、2に当てはまるか確認しておきましょう!)

(補足)

嚥下訓練食は今回、

114 A-38でも問われたことがあり、

これも関連事項として確認しよう。。

cf. 日本摂食嚥下リハビリテーション学会の

嚥下調整食分類2013

・嚥下機能低下

→嚥下スクリーニング検査 (EAT-10) 3点以上!、      

 自記式質問票 (聖隷式嚥下質問紙)

※こちらの質問項目についてもチェックリスト同様まとめておこう!

3 項目以上該当で「口腔機能低下症」と診断と

する!!!

※診断までが歯科医師の仕事ではなく、

その後管理計画書を記載して管理を継続

していくことが急務である。

まず、以下の全身の状態についてチェック。

1 基礎疾患

2 服用薬剤

3 意識レベル

4 認知機能低下

5 肺炎の既往

6 体重の変化

7 体格指数(BMI)

8 食事形態

9 食思不振

続いて、口腔機能の状態!

口腔機能低下症の上の項目に加えて、

歯・歯肉の状態が

プラーク付着があるのかないのか?

歯肉の炎症はあるのかないのか?

歯の動揺があるのかないのか?

口腔内・義歯の状態はどうなのか?

についても管理していく必要がある。

また、口腔機能管理計画についても、

1 口腔内の衛生

2 口腔内の乾燥

3 咬む力

4 口唇の動き

5 舌尖の動き

6 奥舌の動き

7 舌の力

8 咀嚼の機能

9 嚥下の機能

の9項目が、

☆☆問題ないのか?

機能維持を目指すのか?

機能向上を目指すのか?☆☆

((個人的な感想))

今後の国家試験の臨床問題は

写真で所見を取らせた上で

口腔機能低下症に対しては、

選択肢に機能維持でいいのか?

向上すべきか?問題はないか?

などなど、、

しっかりと歯科医師として治療方針を固めることができる力が問われるようにぼくは思います!!

以上、長くなりましたが今回はこの内容で終わりにします。

受験生のみなさんも、自分なりに栄養やフレイルに関してホットな話題、まとめてみてくださいね。

また、実際に問題を解きながら他にはどんな疾患が考えられるのか生徒と先生が話し合いながら一つの問題からたくさんのパフォーマンスを引き出し、歯科医師国家試験という連想ゲームを楽しみながら受験生活を送ることが出来るかと思います。

part12 第114回 歯科医師国家試験 必修 削除問題 D-2  解説  

第114回歯科医師国家試験の個人的にピックアップしておきたい問題をシリーズもので定期的に更新しています。

本日紹介する問題は D-2 です。

こちらは、問題として適切であるが、必修問題としては妥当でないため、正解した受験者については採点対象に含め、不正解の受験者については採点対象から除外された問題です。

114 D-2

母乳栄養で欠乏のリスクがあるものはどれか。

1つ選べ。

a ビタミンA

b ビタミンC

c ビタミンD

d ビタミンE

e ビタミンK

今回は栄養についてまとめていこうと思います。

まずはいつも通り知識の確認から入りましょう。

「栄養なんて歯医者に関係ないなー」などと思ってる受験生も多いかと思います。

ですが、出題される分には、仕方がないので、今回はそこのへんまとめておきましょう。

☆この栄養の分野は、公衆衛生、生化学、口腔内科、小児、高齢者、生理学とも関係しているので、十分自分なりに整理しておきましょう!!

(ちょっと長くなってしまいますが、あえて最初にこっちの考え方で切ってみます。)

まずは推定平均必要量、推奨量、目安量、耐用上限量、目標量について整理。 

・推定平均必要量→母集団の50%くらい。半分の人が栄養okな量のこと。

・推奨量→ほぼみんな栄養足りてて、不足状態の人がいないこと。

・目安量→一定の栄養を維持するのに十分なくらい。推奨量と推定平均必要量といったものが計算できない時につかいます。。

・耐用上限量→これ超えちゃうと逆にとりすぎ。といったもの。

☆目標量→生活習慣病の予防のために日本人が目標とすべき量。。

「なんのこっちゃわからん」と思われている人に、もっと整理すると

「小さい値(推、推、目安量)」

「大きい値(耐用上限量)」

それとあとは、「なにか目標を決められてしまっている目標量」と三つにわけると、なんとなくつかめると思います。

その中でもですね、今回のこの選択肢のビタミン君達は、

脂溶性のビタミンADEKとビタミンCにわかれるわけです。

とりあえずもう少し整理していきます。

①1歳以上の場合

とりあえず、ビタミンを取らないと体は壊れてしまいますよね。

ですから、基本的にビタミンは最低限接種して欲しい

小さい値(推、推、目安量)が決まっているわけです。

脂溶性ビタミンの中で唯一ちゃんと値が計算できたのが、ビタミンAなので

☆ビタミンAのみ、推定平均、推奨量が決まっている。

他のビタミンDEKは目安量とまずは覚えておきましょう。

続いて、大きい値ですが、ADEKの中で、

ADEは上の値(耐用上限量)が決まっているものの

ビタミンKは決まっていません。

☆☆単純に暗記が苦手な人は自分で意味付けして覚えたり、他の科目と繋いでエピソード的に覚えてもいいと思います。

今回であれば、ビタミンKは凝固(Gyou””k””oのKって無理くり覚えてもいいですし、、そこは置いておきますが)

凝固関係とわかっていれば、例えばですよ。

血液は人間の体重の1/13程度なので

70kgの人だ5.3リットルもあるわけで、

出血した時に止まらないと困るわけです。

ですから、耐用上限量を決めてしまうと

もし出血した時に困ってしまうから、ビタミンKは耐用上限量を決めないのかな、、?

といった風にですね。

☆☆自分で学問的に裏付けしながら覚えると、暗記量もガクンと減ったりしていいかもしれないですね! 

(1歳以上)

ビタミンA→推、推、耐用上限量

ビタミンC→推、推

ビタミンD→目安量、耐用上限量

ビタミンE→目安量、耐用上限量

ビタミンK→目安量

②☆乳児の食事摂取基準

乳児は大人と違って、最低量が計算できなさそうですよね?

ですから推、推の部分があくまで目安なので目安量にかわります。

あとはまだ1歳以上の我々と比べて

お肌がやわらかいイメージつけると、ビタミンEをいっぱいとってやわらかいのかな?

と自分でイメージをつけることで

ビタミンEの限度、上の値はいらないな。。

と考えると下図のようになります。

(乳児)

ビタミンA→目安量、耐用上限量

ビタミンC→目安量

ビタミンD→目安量、耐用上限量

ビタミンE→目安量、耐(×)

ビタミンK→目安量

このようにして暗記するとちょっとは楽しくなるかもしれないですね!

ここで、前回同様になるべく答えの個数になるように、選択肢をうまくグループでさばけるか何回かやってみましょう。。

どうですか?

一つに決まります?

耐用上限量が決まっているのは

ビタミンAとビタミンDの2つ。

目安量は全部共通しているので今回のグループ、組み合わせ、二項対立は失敗していると考えます。

それなら最初からこの上の知識と解説をするな!

といわれそうですが、今回はあえて失敗パターンを入れてみます。

なぜなら模試や国家試験の会場でどうですか?

選べない時ずっとその考えを持ち続けるがあまり思考停止に陥って、投げやりにマークシートにマルをつけるなんて人、心当たりがあるのではないでしょうか???

☆☆こういった時に必要になるのが、発想の転換です。。

いろんな科目と絡むのでしょうがないところにはなりますが、まず今のアプローチ。

どこがだめだったのか一緒に考えましょう。

(問題再掲)

母乳栄養で欠乏のリスクがあるものはどれか。

1つ選べ。

a ビタミンA

b ビタミンC

c ビタミンD

d ビタミンE

e ビタミンK

☆この時点でまずはどの科目から出題されているのかを考えます!

問題文の特別なワードを拾うと

「母乳」とありますよね。

ということは他のカルシウムでなく、あえて母乳ということなので、小児歯科からの出題と考えるのがベターです。

するとどうでしょう?

ビタミンADEK、Cで、足りないと小児で起きてしまいそうな病気を、連想ゲームしてみてください。

ビタミンA

→夜盲症

ビタミンD

→ビタミンD依存性くる病

ビタミンE

→あんまきかなくない???

ビタミンK

→さっきも凝固関係でまとめてたけど、

たしか、生まれたては腸内細菌が少ないから、血が止まりにくくて下血しやすいってきくな。

メレナとかいったな。。

ビタミンC

→歯茎から出血とか、かな。。

連想がある程度終わったところでどうですか?

二項対立してみましょう。

この場合、二項対立としてうまくきれそうな判断基準としてあえて、☆牛乳ではなく、母乳と表現しています。

つまり、

☆☆今のを小児でみかける疾患か?

☆☆大人でもみかける疾患か?

で二項対立的に切っていくとさらに切りやすくなるはずです。やってみましょう。

ビタミンA夜盲症→大人

ビタミンD依存性くる病→大人

ビタミンE→大人

☆☆ビタミンK、メレナ→小児☆☆

ビタミンC、歯茎から出血→大人

どうですか?

1つに決まりましたね。

ですから、ビタミンKが答えだと分かるわけです!

(((ここで補足)))

ビタミンDもほんとうは必要です。

以下、日本人の食事摂取基準2020よりちょっと大事そうなところだけピックアップしておきます。

・乳児(目安量)

乳児において、ビタミン D 欠乏によるくる病は稀ではないことが、海外でも我が国でも報告さ れ60─62)、日照機会の乏しいこと、母乳栄養などがその危険因子として挙げられている。

・ビタミン K は胎盤を通過しにくいこと 82)、母乳中のビタミン K 含量が低いこと 16,83)、乳児で は腸内細菌によるビタミン K 産生・供給量が低いと考えられること 82)から、新生児はビタミン K の欠乏に陥りやすい。出生後数日で起こる新生児メレナ(消化管出血)や、約1か月後に起こる特 発性乳児ビタミン K 欠乏症(頭蓋内出血)は、ビタミン K の不足によって起こることが知られて おり、臨床領域では出生後直ちにビタミン K の経口投与が行われる 84)。以上より、臨床領域にお けるビタミン K 経口投与が行われていることを前提として、目安量を設定した。

(日本人の食事摂取基準2020より)

どうでしょう。

ビタミンDは、

・日を浴びることが少ないこと。

・母乳栄養が危険因子

ビタミンKは、

・胎盤通過性が少ない点。(お乳飲む時点で生まれてるからこれは関係なさそうか?)

・母乳中のビタミンKがめっちゃ少ない。

・腸内細菌が少ないためにビタミンK不足で出血してしまうメレナ

・頭蓋内出血(泉門が開いていることもあり、安易にゆさぶっちゃいけないこともイメージするとつかみやすそう??)

とまとめてみます。

ここまでみると両方とも正しくみえますが、

☆問題を作った人の立場からみるに、

日を浴びるのが少なければ成人でもありえるし、

ビタミンD不足だったらわざわざ母乳というよりも

牛乳を飲まないことによって不足するリスクがあるのはどれか?

のような誰でも答えられそうな簡単な内容に変わってしまいそうですよね?

それに自分が小児の専門家であると思って問題を作る立場から考えてみてください。

どっちを正解にしたいかは、

当然ビタミン Kかな、、と思いますよね。

このように、

☆☆☆出題者が正解としたいものをマークでしっかり塗ること!!

これが第一に最も大事だということを最後に強調して終わりにします。。。

☆☆☆今日のポイント☆☆☆

1.まず、こういったいろんな分野にまたがる問題を解くにあたって、

この問題はどこの何の科目が出題しているかを考えること!

2.出題者が正解としたいものをマークでしっかり塗ること!!

3.現場でグループしてみて詰まったら、すぐまた別の組み合わせを選べるよう発想の転換を行うこと!!!!!

以上のポイントを参考に有意義な受験生活をお過ごしくださいね。

また、実際に問題を解きながら他にはどんな疾患が考えられるのか生徒と先生が話し合いながら一つの問題からたくさんのパフォーマンスを引き出し、歯科医師国家試験という連想ゲームを楽しみながら受験生活を送ることが出来るかと思います。

(part11) 第114回 歯科医師国家試験 削除問題 解説 (必修 C-17)

第114回歯科医師国家試験の個人的にピックアップしておきたい問題を、定期的に掲載しています。

本日紹介する問題は C-17 です。

こちらは、問題として適切であるが、必修問題としては妥当でないため、正解した受験者については採点対象に含め、不正解の受験者については採点対象から除外された問題です。

血管平滑筋を収縮させるのはどれか。

1つ選べ。

a コリンエステラーゼ

b アデニル酸シクラーゼ

c ミオシン軽鎖キナーゼ

d プロテインキナーゼ

e アルカリホスファターゼ

まずは知識の整理から行いましょう。

・アセチルコリンは、

コリンアセチルトランスフェラーゼ

略してCATによって、

コリンとアセチルCo Aから作られます。

アセチルCo AのくだりはTCA回路を

生化学と踏まえてもう一度復習してみて下さいね。 

そしてトランスポーターでシナプス小胞に

取り込まれて貯蔵されます。

貯められたアセチルコリンは、

神経に活動電位が伝わると、カルシウムチャネルが開いて放出されます。

このアセチルコリンを分解するものが文字通り、

コリンエステラーゼです。。

このアセチルコリンエステラーゼを妨害する

有機リン系殺虫剤がからだにはいると無限にアセチルコリンがでるので副交感神経的な症状がでて

下痢になったり、気持ち悪くなったり涙が止まらなくなるのです。。

話は変わりますが、肝臓や血漿に偽性コリンエステラーゼもあるので、スキサメトニウムやプロカインといったエステル結合を持つものも分解します。

あとは血管平滑筋とα、β受容体、

Gタンパク質をまとめておきましょう。

・アデニル酸シクラーゼ

平滑筋に関して、

Gqタンパク質共役型受容体は、

血管平滑筋といったα1受容体。

ムスカリン性の

自律神経節の節後神経の興奮にかかわる

M1受容体。

平滑筋収縮や腺細胞の分泌↑にかかわる

M3受容体。

の三つが挙げられます。

機序として、

ホスホリパーゼC↑

IP3を介した細胞内カルシウム上昇↑

ミオシン軽鎖キナーゼ↑

血管平滑筋筋収縮!

となります。

一方で、

Gsタンパク質共役型受容体のほうは、

β受容体である

心筋↑のβ1受容体。

気管支ひろがるβ2受容体。

脂肪分解に働くβ3受容体。

の三つが挙げられ、

機序としては、

アデニル酸シクラーゼ↑

ATPからcAMPができる。↑

プロテイン/キナーゼが、

ミオシン軽鎖(というタンパク、プロテイン)を

分解します。つまり抑制!

カルシウム↓

血管平滑筋弛緩。。

上のようにまとめると、

血管平滑筋が確かにα1受容体で収縮とだけしか

暗記できていなかったことが、

こういった流れを押さえることで収縮の機序が

分かり、

β作動薬がついたときに血管が弛緩して、

心臓のほうが収縮する。。といったくだりが

よくわかるようになりますよね。

生理学や薬理は密接しており、

ここのへんは原理からおさえると楽になります。

今の時期だからこそ深められる知識、ですよね?

硬組織の問題が出たときに、アルカリホスファターゼは詳細をまとめるのでここでは割愛します。

以上の知識を持って解いてみると、

a コリンエステラーゼ

→アセチルコリン関係なので関係なし。

b アデニル酸シクラーゼ

→血管平滑筋の抑制の時に働く酵素の一つなので

バツ。

c ミオシン軽鎖キナーゼ

→こいつが活性化するくだりで血管平滑筋は

収縮するので正解!

d プロテインキナーゼ

→こいつがミオシン軽鎖というタンパク質(プロテイン)を分解してしまうのでだめ!

e アルカリホスファターゼ

→かたいもの→×

となるのでミオシン軽鎖が正解だとわかりますね。。。

また、ここから、もし知識がない状態で解くとするのなら、どう連想していくのか下のようにやってみましょう!

aseとつくものは酵素なので

何かを分解するもの、、と考えましょう。

そして、☆☆カタカナを分解してみましょう。

単語をきりのいいところで区切ると

推測しやすくなります。

あとは連想ゲームでやっつけてみてみましょう。

a コリンエステラーゼ

→コリンを分解する。

ということはアセチルコリンを分解する?

アセチルコリンは筋肉収縮に働くから

逆に収縮しないかも、、、

b アデニル酸シクラーゼ

→アデニル酸ってADEってくるから

ATPとかADPに関係しているものなのかな?

c ミオシン軽鎖キナーゼ

→ミオシンときくと

アクチンとミオシンの筋収縮の話を

思い出すな。

d プロテインキナーゼ

→プロテインを分解する?

タンパク分解??

e アルカリホスファターゼ

→アルカリホスファターゼ、、

ホスファはPだな…って考えると

硬組織関係なのかな??

と推測をしてみると、

Cが正解に近そうですね。

このように何個か前にもまとめましたが、

単語を切りのいいところで区切って分解して

みたり、

カタカナを日本語に書き直したりすることで

連想しやすくなるのでオススメ、、、!!!

☆☆☆今日のポイント☆☆☆

単語をきりのいいところで区切ると

推測しやすくなるのでおすすめ!!

以上のポイントを参考に有意義な受験生活をお過ごしくださいね。

実際に問題を解きながら他にはどんな疾患が考えられるのか生徒と先生が話し合いながら一つの問題からたくさんのパフォーマンスを引き出し、歯科医師国家試験という連想ゲームを楽しみながら受験生活を送ることが出来るかと思います。

part10 第114回 歯科医師国家試験 削除問題 解説 (必修 C-14)

第114回歯科医師国家試験の個人的にピックアップしておきたい問題をシリーズものを、定期的に掲載しています。

本日紹介する問題はC-14です。

こちらは、問題として適切であるが、必修問題としては妥当でないため、正解した受験者については採点対象に含め、不正解の受験者については採点対象から除外された問題です。

C-14

放射線検査において診断参考レベルを設定する目的はどれか。1つ選べ。

a 検査の正当化

b 見読性の確保

c 防護の最適化

d 線量限度の適用

e 医療情報の標準化

まずは例の三原則と診断参考レベルについて確認していきましょう。

三原則

1.行為の正当化

放射線をあてるリスクに対して

利益(ベネフィット)が上回るのであれば

当ててもよいというアレです。

2.防護の最適化

できるだけ被曝を少なくするよう努力する、、

というものです。

As Low As Reasonably Achievable

頭文字をとってALARAの法則と称されたりします。

今回のこの防護の最適化を進めるために使われるものが今回問われた診断参考レベルというものです。。

3.線量限度

そういう職業についている人と一般公衆の人とで被曝の限度は違うというものです。

ただ、医療被曝に関しては当然、病気が治るまで放射線をあてるわけなので限度はありません。

ここの値に対しても覚えておきましょうね。

(だいたい公衆被曝に10かけたら職業被曝の値になります。眼とか皮膚…ですね!!)

この中で防護の最適化について注目していきます。

この診断参考レベル。2020年に日本の診断参考レベル(2020)として新しくできたものです。

この中で注目すべきは診断参考レベル(DRL)の

目的です。

「目的は最適化」であって、線量低減ではないのです。

また、検査の正当化があったとしても

必要な診断情報がなければ無駄な被曝のなるのでだめです。

撮影条件を変更した際は画質や診断能が担保されていることを確認することも大事です。

2015のものと比べて、

☆口内法のほかにパノラマ、CBCTのDRLが設定された点、核医学検査においても腫瘍ブドウ糖代謝、炎症の各検査の項目に☆体重当たりの投与量が追加された点も点も大事です。

また、DRLの値は調査結果から母集団のグラフの☆75パーセンタイル値を求めて設定している事も大事なポイントです。

これに関しては、114 A-33 で図として

出題されているので注目していきましょう。

ここまで踏まえた上でもう一度みてみます。

a 検査の正当化

→リスクとベネフィットのお話。

b 見読性の確保

→電子カルテの3つのやつの1つ。

印刷して目で確認できるか、というもの。

ほかに偽造してないかといった真正性、

復元可能な状態で保存する保存性があります。

c 防護の最適化

→これが正解です。

d 線量限度の適用

→上記の職業被曝と公衆被曝のお話。

e 医療情報の標準化

→医用画像情報を標準化したものであるDICOMや

医用文字情報を標準化したものであるHL7といったものです。

ちなみにこの情報がもし分からなかった場合、

どう解くか??

診断参考レベル

→診断の参考になる程度の放射線?

と読み下して、推測してみるのです。

選択肢も漢文を日本語みたいに読み下して

みるともしかしたらわかることがあるのかも、、、

ですよ?!

そして、1つ選ぶということは

5つのうち、1つだけが異質な感じがする。。

ということになります。

なので、よく見てみてください。

この場合は放射線というものをざっくり

放射線をする側、される側として

☆☆二項対立の概念を導入して選択肢を

検証していきましょう。

診断の参考になる程度の放射線をどうでしょう?

この五つの語句を分けるとするなら。

「僕ならば、放射線はする側される側なのかな」

と思って選択肢をグループ化してみます。

それでうまく4つと1つに組み合わせが決まるのであれば、そのグループの分け方は今回の問題に関しては正解です。

中身があってなくても合います。

もし2つと3つにわかれてしまった、などなら

そのグループの分け方、二項対立的な考えは

間違えてると考えて、試験場ではその考えを

捨てて、再度解答に合うように選択肢の選び方を考えていきます。。。

こういったしらみつぶしのような数学的な考えは

非常に大事です。

今回は放射線を当てる側、当てない側で

選択肢を分けてみます?

a 検査の正当化

→ これっぽいけど、☆医療従事者の目線な感じがする。。。当てる側ですね。

b 見読性の確保

→まず、画像としてできてないし

放射線は目では見えない。

それに患者さんの立場というよりもは☆医療従事者の目線な感じがする。

当てる側ですね。

c 防護の最適化

→ これっぽいな。☆患者さんの目線な感じがする。

当てられる側ですね。

d 線量限度の適用

→放射線の量に限度をつけたら画像として

あらわれるくらいの放射線の量に届く感じはしないからおかしそうだな。

☆医療従事者の目線な感じがする。

当てる側ですね。

e 医療情報の標準化

→情報の標準化って、、

患者さんは一人一人病気も違うし、

診断の参考になる程度の放射線を

打つにはちょっと合わないかな、、、

☆医療従事者の目線な感じがする。

当てる側ですね。

どうでしょうか?

しっかり1つと4つにグループを区切ることは

できましたか??

なので、答えはその選べた1つが正解になるわけです。

☆☆☆今日のポイント☆☆☆

1.二項対立の考えを導入してみる。

2.答えの個数と合うように、

グループを分ける基準を自分なりに探してみる。

しらみつぶせ!!

以上のポイントを参考に有意義な受験生活をお過ごしくださいね。

実際に問題を解きながら他にはどんな疾患が考えられるのか生徒と先生が話し合いながら一つの問題からたくさんのパフォーマンスを引き出し、歯科医師国家試験という連想ゲームを楽しみながら受験生活を送ることが出来るかと思います。

(6年&既卒)〜ゼロ模試を終えて~ 模試の誤った活用法はやめよう!~

ゼロ模試が終わって、問題集を進めている時期かもしれませんが、どうお過ごしされているでしょうか??

「総合順位がめっちゃ悪いや。。。どうしよう、、、」

あるいは、現役生だったら「50〜60%台しか取れなくてやばいな〜〜涙」とか思ったりいたりしませんか?

今回は、きちんとした模試の成績の見方、これからの勉強についてアドバイスしていこうと思います。

塾生から聞いた範囲で、お知り合いの例(昨年の学習例)をいくつか出して、考えてみたいと思います。

①総合順位も低く、60%前半台を取ってしまったAさんの間違えた勉強法

Aさんは、ゼロ模試を受験生になって初めて受けることになりました。

ドキドキで挑んだ結果、60%台。。。

しかも、口腔外科が全くダメで、C領域がものすごく低い。

そんな彼女、領域Cの問題数が多いことに注目し始めたみたいです。

「私ってもしかして、、、口腔外科とか補綴やったら総合順位上がるかも?!やってみよう!」

と思ったAさんは、そのあと国試までひたすらに領域Cの分野ばかりをやり、模試での総合順位もよくなって、このままやれば私受かっちゃうかも…?!となったみたいです。

しかし、この勉強法果たしてよかったのでしょうか???

たしかに大手予備校の模試でいい順位を出したり、総合順位でいい順位を取るのには、この勉強は正しいのかもしれません。

しかし、ボーダーさえ越えてしまえば、それ以上高得点をとっても何の意味もないのです。

この時期は総合順位や総合%に目が行きがちですが、しっかり領域ごとに受験者数の3分の2に入れば受かるただそれだけの試験ですから。。。

そこにこだわって無限にある領域だけ集中的に勉強したり、模試でいい順位をとるためにアンバランスな勉強をしたりすることはやめておきましょう。

②模試の問題を丸暗記で、結果留年してしまったB君

B君は去年、残念ながら力を発揮することができず、もう一年頑張ることになってしまいました。

実はゼロ模試、前年の問題の””寄せ集め””と聞いたBくんは、無限に前年の問題を暗記し始めました。

するとなんと、学年で一番の成績。

90%近い正答率を叩き出してしまったのです。

彼は高飛車になったまま6年の1年間を過ごし、

なんとか合格したものの、結局最後は現役生多数に抜かれ、順位も芳しくないまま終わってしまいました。

果たして彼の勉強法は正しかったのでしょうか??

たしかに前年度と同じ問題が出る模試であり、

模試の過去問を解くことは、

模試でいい点数を取る上では大事かもしれません。

繰り返しますよ?

模試でいい点数、ですよ??

この勉強法を繰り返したところで、

☆☆自分の弱点科目、弱点分野がマスキングされてしまい、模試の意義がなくなってしまいます!

模試はあくまでスクリーニングなので、

学習したことを、見たことがない問題を模試で解くことで、学習の定着を見るのが本来の意義です。

模試の成績アップ=国家試験の合格に直結ではありません。

時間配分を図る意味で現役生のみなさんは先輩から模試の過去問を頂いたり、

メルカリで買う分にはいいとは思いますが、

それを模試の前だからといって解くのははっきりいって無意味です。

国家試験はあくまで母集団の3分の2にさえ

入れれば受かる簡単な試験です。

ある科目だけ繰り返しやってしまったり、

模試だけを解き続けたり、問題集だけを

やり続けるような生産性のない勉強法は

やめておきましょう。

いまならまだ引き返せます。

いいですか??

しっかり用法・用量を守って模試という

お薬を使ってみてくださいね。

(part9) 第114回 歯科医師国家試験 削除問題 解説 (必修 C-11)

第114回歯科医師国家試験の個人的にピックアップしておきたい問題をシリーズもので定期的に掲載しています。

本日紹介する問題は、C-11 です。

こちらは、問題として適切であるが、必修問題としては妥当でないため、正解した受験者については採点対象に含め、不正解の受験者については採点対象から除外された問題です。

歯周病の第一次予防はどれか。1つ選べ。

a 永久固定

b 歯周組織再生療法

c ルートプレーニング

d 不適合修復物の再治療

e オクルーザルスプリントの装着

まずは、歯周病の予防について整理していきましょうか。

ざっくりわけると

1次予防はまだ病気になっていない。

2次予防はスクリーニングしたら病気になっている。

3次予防は補綴したりリハビリしたり…って感じです。

そして、

1次予防は生活指導や教育が挙げられます。

中でも、歯周病に限って説明するのならば

・プロフェッショナルケア(PTC)

・不良充填物の再治療

・悪習癖の除去

・歯肉・歯槽骨形態の修正

・咬合調整

・フッ化物の応用などが挙げられます。

2次予防はもう病気になっているのが前提なので、

「エックス線でとったら歯槽骨溶けてたし歯周病だな」とか、「歯周基本治療」や「早期治療」といったように早期発見と治療がメインです。

あとはこれ以上酷くならないように

・歯周膿瘍の処置

・ルートプレーニング

・歯周外科処置

・抜歯

といったものが挙げられます。

3次予防に関しては、

・補綴治療

・必要であれば精神治療

といったものが挙げられます。

この知識をもとにもう一度問題を見てみましょう。

a 永久固定

→永久に固定する…ということはかぶせもので固定するわけなので、3次予防のイメージがありますよね?

b 歯周組織再生療法

→一度歯周病が進んで、それに対してこれ以上酷くならないよう再生療法をほどこすわけですから早期治療とみなして2次予防。

c ルートプレーニング

→SRPは歯周病の基本治療なので2次予防。

d 不適合修復物の再治療

→仮に、補綴物といったものを入れて治療を終えた時点で前回の治療の3次予防は済んでいるわけなので、1次予防に入るのかな…?!

(ただ、もし、たとえば下顎大臼歯の不適合修復物によって根分岐部病変が進んでいるのがデンタルで見えたりしたら、悩んでしまいますね。。)

e オクルーザルスプリントの装着

→スプリント。。

「ブラキシズムを持っている患者さんが仮に歯周病じゃないとしたら1次予防に入るかも」ですし、

「歯周病持ちで、ブラキシズムによって咬合性外傷をうけたらどんどんひどくなってしまうので、それを避けるとするのなら2次予防にも入ってしまうな…どうしよう。。。」

となるとdかeなんだけど、どうしましょうね??

ここで大事な考えを再度復習しましょう。

出題者が何を想定して問題を作っているのかです。

☆☆出題者の心理を読んで☆☆マークしていきましょう。

出題者の考えをくみとってみてください。

この問題、患者さんは歯周病””のみ””をわずらっていることを前提に問題作ってますよね?

単純に考えましょう。

そして、

歯周病って臨床実習を思い出してみてください。

BOP(+)だったり、ポケット4mm以上だったり、

動揺度があったり、炎症所見があったり…ですよね?

対して、オクルーザルスプリント。

どういう時に使いますか?

歯ぎしり持ちの患者さん用に使うイメージがありますよね??

上にも一言コメントでeの横に書いてみた通りの印象です。

誰もこの問題、歯ぎしり持ちで歯周病の人に対しての1次予防だなんて書いてないですよね???

このように、問題文を自分で勝手に勘違いして問題を解くことはキケンです。。気をつけましょう。

☆☆☆自分で自分の脳にバイアスをかけて問題を解いていませんか?

色ものメガネをかけずに目の前の事象を捉えてみてくださいね。

ですから、この問題、個人的にはdが正解だと思われるわけです。

ちなみに一言コメントで解説を加えさせて頂きます。

熱いポイントとして、口腔内装置について一言。

実は最近保険診療でいろいろ変わったのがこの項目です。

ここのへんは今回、詳しくは割愛しますが、、

口腔内装置の項目には、

・外科でよく見かける顎関節治療用のもの、

・☆☆歯ぎしりに対する装置

・止血シーネ

・手術に当たり製作したサージカルガイドプレート

・オブチュレーター

・気管内挿管時の歯の保護等のモノ

・保護床

・放射線治療(スペーサー)

といったものが入っています。

この中で歯ぎしり(ブラキシズム)について、

米国睡眠学会の臨床診断基準に

睡眠時の日常的or頻繁な歯ぎしりと

以下の2つのどちらかを満たすものをブラキシズムと定義しています。

1.睡眠時のgrindingに矛盾しない歯の異常な咬耗

2.睡眠時のgrindingに矛盾しない起床時の一時的な顎筋の痛みor疲労感or側頭部疼痛or開口障害

が挙げられ、

この定義に沿った歯ぎしりがある患者さんに対して、オクルーザルスプリントを作るのです。。

つまり、歯ぎしりも何も問題文に書いてないのに

☆☆勝手に深追いしてはいけないのです。

深く間違えて出題の意図を勘違いするのは危険です。

(((さらに補足))

臨床コラム:顎が痛いのっていつ?どんなとき???

歯科医師の現場においても、顎が痛いと訴えて

くる患者さんも少なくはないです。

仮に、右の顎関節が痛い患者さんを想定しましょう。

問診を取る中で、

・いつから痛みますか?

・どんなときに痛みますか?

(お口を開いたり閉じたりするときに痛みますか?)

・正面から見て左右の顎は腫れてないのか?

(感染によって顎が痛いのかの確認のためのフレーズ)

・開口量がたくさんある患者さんだったら、脱臼ばりにちょっと痛いほうの顎関節が、関節結節を飛び越えて過剰な運動をしていないのか?

・何か変なことを顎にしてはいませんか?

肘をついてしまったり、ぶつけてしまったり?

(外傷や習癖を疑うときのフレーズです。)

といったように、いろいろ問診を行っていると思います。

これと同じように前述の問題ですと、例えば問診の中、例えば。。。

☆朝起きた時に顎に違和感を感じますか?

疲れた感じがしませんか?

と聞いてみて口腔内を視診してみると咬耗が

全顎的にみえるとするならば、ブラキシズムを疑って、先ほどの診断名をくだして口腔内装置をつけれるかどうか考えてみます。。。

☆昼間に上の歯としたの歯、くっついたりして

いませんか?!というような質問してみるのであれば、

TCHを疑うので、患者さんには「安静空隙があるのが普通です」、とお伝えして、「歯がくっつかないよう意識してみてくださいね。。」

と指導してみるのです。

これと同じで恐らく、この問題は

歯周病(単体)で診断をくだした患者さんに対して

行う治療法なのかな、、、と考えて

不適合修復物をとりあえずとっちゃおう!ってなっているわけです。

でも、現実にはブラキシズムと歯周病両方持っている患者さんもいるわけですし、どっちから治療したりとか両方ともいっぺんに治療するのかな、、、(?)

マークシートと違って臨床ではいろいろ考えられるわけです。

ただ、今回は5択の問題なので複雑に考えないで解いてみてくださいね。。って

少しぼやいてみました。。。

問診ってむずかしいですね。。。

☆☆☆今日のポイント☆☆☆

1.出題者の心理を読んでマークしよう!

2.勝手に問題文を勘違いしない!!!

☆☆☆自分で自分の脳にバイアスをかけて問題を解いていませんか?

色ものメガネをかけずに目の前の事象を捉えてみてくださいね。

以上のポイントを参考に有意義な受験生活をお過ごしくださいね。

また、実際に問題を解きながら他にはどんな疾患が考えられるのか生徒と先生が話し合いながら一つの問題からたくさんのパフォーマンスを引き出し、歯科医師国家試験という連想ゲームを楽しみながら受験生活を送ることが出来るかと思います。