(愛知学院1年)部活動について~愛知学院の人は、出来るだけ入らないほうがいいのではないでしょうか?もちろん大学は部活動を勧めますが、余計な繋がり出来て、過去問入手出来ても、結局勉強する時間なくなり→留年になってしまう可能性あり。でも部活に入っても、過去問入らないかもしれませんよ。なのにしつこい拘束。。。どちらにしても理不尽ですね。

デンタル国進に、先月から、愛知学院の方が多く入塾されています。その中でも1年の方が特に多く、お話を伺っていると、悩み多いことに気づきました。

「人脈もないまま、前期に大学のオンライン授業が開始されました。今年はコロナでオンライン授業だから全員通るかな?と思ってみたが、前期でいくつか一般教養を落としてしまった。。。後期も対面も開始されるが、大学は恐らく実習をやりたいだけで、結局情報収集にならない。部活などに入るべきでしょうか?」というお話をよく聞きます。

長年愛知学院の生徒さんを見てきて、私が思うのが、「愛知学院の生徒さんは、部活動に引っ張られ過ぎて、勉強出来なくなる→留年する→国試に不合格になる人が多い」ということです。実際、愛知学院は昔から部活動の盛んな大学です。全国大会に出たりする部活も多くあります。しかし何気なく入部したら、役職に就かされ、勉強時間が足りず、結局留年してしまったら、何の意味があるのでしょうか?

愛知学院の怖いのは、この放任主義です。昔はその放任主義は良かったのですが、今では弊害しかありません。直前まで指示もなく、直前でばたばたと課題が出される。

問題をまとめると、こういうことです。「オンラインになっても、何気なく前期落とされた。その基準は先生毎により違い、公表はない。成績を聞きにいっても、はっきりした点数は教えてもらえないため、生徒のモチベーションが出ない。しかし勉強しないまま、部活ばかりやり、過去問が手入ったが、結局最後に留年してしまった。」

昔の愛知学院は全国的にはトップレベルでした。現在は、残念ながら激しくその地位を落としています。理由は国試が激しく難化していること、入学する生徒の学力が落ちているが挙げられます。昔は国試が簡単であったのに、優秀な生徒が多く入学してきました。留年する必要がほぼなかったため、部活道に熱中出来たというのが、本当のところではないでしょうか?今も歯学部生で、部活動に熱中して、留年しそうなのに、直前まで部活をしているのは、何なのでしょうか???6年もの長い時間を使い、国試を取れないとしたら、人生ダメにしてしまったのと同じです。歯学部生(医学部生もそうですが)は、国試に合格しなければ、「単なる歯に詳しい高卒」です。まともな就職は厳しいでしょう。

今の愛知学院の生徒に部活を勧める(大学も進めていますね)のは、「昔はよかった」と子供の世代に昔の自慢話をして、既に終身雇用はないのに、住宅ローンを勧め、斜陽産業なのに、やめずにずっと働き続けるように勧め、その結果、リストラ→貧困になっても、「俺は知らないよ」と開き直る団塊世代の弊害と似ているものがあります。

歯学部に入った人は、何のために入学したのでしょうか?資格を得るためではないでしょうか?国家資格を取れば勝ちです。もし取れなければ大負けです。今の歯学部は、親の時代とは違い、ある意味「ぼったくりバー」のような仕組みにもなりかねません。同一学年で留年を繰り返すと退学&放校になったり、卒業しても、国試浪人になり、ずっと国試に合格できない可能性もあります。大学も、1人の入学生を獲得するより、1人留年させた方が、コストパフォーマンスがよいため、「留年ビジネス」に走りがちです。

国試は難しくなっているため、大学側は留年をさせます。受験者の分母数を減らすしか、私立の歯学部が合格率を上げる手はないからです。愛知学院で、自分の成績悪い&留年するリスクあるのに、部活に熱中している人は、ある意味デガダンス(=退廃主義)ではないでしょうか。現実逃避ですよね。

当予備校の愛知学院の生徒さんを見ていると、部活に入っていない人の方が、勉強が出来る傾向があります。愛知学院は放任主義ですから、時間を持てあますことが多いは分かります。しかしこの時間をもてあます、というのが曲者です。「時間もあるし、情報欲しいからとりあえず部活動に入ろう」と考える人はかなり、思考力が足りないように感じます。部活に入ったからと言って、過去問が入手できる保証はありません。仮に入手出来ても、部活の拘束は思っていたより厳しいため、勉強時間が足りなくなり、留年する可能性もあるのです。

今年の愛知学院の1年の方は、はっきり言って孤独です。コロナが直撃して、名来生以外は、人脈がないまま、オンライン授業で毎日過ごしているからです。teamsのオンライン上に顔が表示されるとしても、対面型の付き合いが出来るわけではありません。内来生は知り合いが多いので、気楽は気楽でしょうが、ある意味、「ぶっ飛んでいる人が多い」(笑、悪意はありません)ので、正直外来生はあまり深入りしないほうがよいと思います。得はあまりありません。

当予備校は、同一学年の情報のやり取り、先輩からも情報のinputが出来る場所でありたいと思っています。当予備校は他の人に通塾しているのを知られないように、完全個室個別の指導方式ですので、情報のリクエストがあると、私がその情報を同一学年や先輩の塾生に聞いていくことが可能です(私は中間管理職みたいものですね。)また当予備校の今まで蓄積されたデータも提供可能です。

情報を必要な生徒に、必要なだけ、お寿司屋さんのように、毎日情報というネタを仕入れして、提供しています。しかし以前は、簡単であったことが、どんどん難しくなっていきますね。コロナになり、オンライン授業に移行していった結果、対面での人脈形成が難しくなり、情報が仕入れにくくなったという意味で、毎年情報を蓄積する場所が、今まで以上に貴重になってきているのかもしれませんね。