(主に大歯)なぜ多くの歯学部生が、入学後に苦労するのか?(私見)

現在のほとんどの歯学部は、ほぼ全員入学出来てしまうため、小手先のテクニックだけで乗り切れてしまうため。学力の低い生徒は、過去の成功体験にしがみつき、入学後にもその小手先のテクニックで乗り切ろうとする→入学後の膨大な知識量を対処出来ない→留年(上位層は余裕で進級出来ると思いますが)。

つまり全員が、「自力で合格した」と思っているのですが、実際のところ、本来ならば、入学出来ない生徒も大量に入学出来てしまうのです。

いくら国家試験が難しいとはいえ6割は受かるのですから(それが資格試験として適切かは別ですが)過半数が出来る問題を確実に得点するのが一番簡単な方法です

入学後の勉強方法が分かってない学生は本当に厳しいと思います。入試時の選抜試験が事実上全員合格では、自分の受験生の中での順位も分からないですから、勉強出来ていると思い込んでいる方もいるかもしれません。
これは私個人的な意見ですが、理系の場合、知識を組み合わせて解くというプロセスは数学(特に数学Ⅲ)で習得する気がします。(文系の最難関大学を狙う方なら日本史、世界史にもその様な要素があると思いますが。あれは単純暗記でどうこうなる話でないと思いますので。)大学受験時代にそこを鍛えないまま進学すると痛い目に合うのはある意味当然ですが、それが学費の高い、国家試験に受からない限り潰しの効かない歯学部というのがさらに大変と思います。

受験生時代の小手先だけのテクニックで乗り切れないと早い段階でわからないと、地獄に落ちますね

これを書くと、大歯から恨みを買うかもしれませんが、大歯の指導の方向性は間違っていると思います。留年や後卒も根っこにあるのは国家試験合格率を上げたいということのはずが、その対策の為学内試験が違う方向に難しくなる→国家試験と方向性の違う対策をしなければならなくなる→時間が足りなくなる→国家試験の合格率が下がる→進級を厳しくするため、卒業試験が明後日の方向に向かう。。。この悪循環にハマってしまった感じです。そして学生も教員も疲弊している感じがします。

さらに大歯では、模試はDESのみしか受験させていません。。。話は変わりますが、東京歯科大学は外部模試にかなり重点を置いているという話でした。(模試の受験も基本的に、後受験などは相応の理由が無いと認められないそうです。) また少人数グループ分けしてチューターを付けて模試の復習や勉強の進捗具合を確認されるそうです。(グループ分け、チューター制度は一部の国公立大がマネしているので恐らく噂ではなく事実です) 大阪歯科は逆の方向性に突っ走ってしまっている印象ですね。

大歯は、過去の栄光にとらわれ過ぎて、自分の首を絞めている印象ですね。