朝日大学の5年は、2019年の4月からカリキュラムの変更により、科により3週間に一回のテストになりました。
科により3週間に一回のテストは、年間に13回行われます。一回100点満点で、合計1300点になります。
進級試験を受験できるのは、そのうちの70%。つまり910点/1300点を取れないと、進級試験は受験できないことになっています。
そして、点数ですが、非公表かと思いきや公表のようです。下駄をはかせるという意図はありませんでした。
今までのところ、科により、科目の難易度に大きな違いが見られます。パスする科だとほぼ全員が合格、ところが難易度が高い科目だと、ほぼ全員が不合格。。。
また、科によっては(例えば歯周病科や放射線科など)、教授ではなく、事務の方が過去10年の国試の過去問をシャッフルしながら、選択して出題しているようです。
問題はもちろん選択肢を変えたり、いろいろと変化は加えるのですが、全くどの問題が出題されるのが、予想ができないようになっているのです。
放射線科は、国試とほぼ同じ問題が出題かと思いきや、歯周病科と同じく、事務の方がピッキングして出題のようです。歯周病科のテストを振り返ると、朝授業で行われた内容は、事務の方が出題するので、ほぼ出題されなかったようです。
また試験問題は回収されるため、対策がしづらいようです。当予備校の生徒たちは、次回は放射線科とインプラント科のテスト(二科目で一教科になっています)を受けます。
~以上から分かる教訓~
★取れる科で少しでも多く得点すべし(=貯金出来るときに貯金せよ!)
★難しいテストでも、大コケをしてはいけない(トータルが1300点中7割を取れないと、進級支援が受けられないため、1科目でも大きくこけるとまずいですね。)
そして最後に一言。。。
進級試験は本当に難しい!本当に理解をしていないと、解けません。それが証拠に、何度も5年で進級試験に落ちて、放校(退学)になってしまう生徒が後を絶ちません。進級試験の対策もしていく必要があります。つまり今の3週間に一回のテストを進級試験の対策にもしないといけないということです。つまり今のテストを丸暗記で対策では困るということです。
留年を繰り返す生徒たちの、勉強の仕方は決まって同じです。理解しないまま、答えを覚えたまま、実践を繰り返す勉強法です。実践は大学受験で例えると、赤本です。いきなり赤本を解く受験生はいませんよね?ところが実践をやみくもに繰り返す人は、答えを覚えているため、問題集の場所で覚えてしまっています。この学習にはまってしまったら、応用が効かないため、進級試験で落ちるのは目に見えています(国試の問題がの大半が過去問からそのまま出題されていた昔は問題集を繰り返すのは効率的なやり方だったと思います。今それをやってたら逆効果です)。
そこで、当予備校では。。。
講義式の授業をして、土台を作ります。実践はご自身で解いて頂きます。土台を作ることにより、問題を変形して出題されても、解けるようになります。これが一番進級試験に合格するという意味では、効率がよい学習法です。ただ実践をやらせて、質問を受け付けるような指導では、何年やっても合格できない生徒が出るのは、目に見えています。
塾で専門のスタッフにきちんと教えて&管理してもらって、それで留年が防げるなら(もちろん自助努力がベースですが)、安心ですよね?やはり今の朝日のシステムで、中間より下レベルにいると、自分1人で学習するのは厳しいのかもしれません。