「物理、化学、生物を教えて欲しい」という1年の方々からの要望が、コロナの影響のため、オンライン授業が開始されてから、激増しました。やはり1年の方は、友達もほぼいない中(いても深く協力しあえない中)いきなりオンラインになり、不安で仕方がないのが、正直なところでしょう。
デンタル国進の1年の一般教養の講師たちは、専門の方々に依頼しています。お蔭様で、今まで入塾した全員が無事進級しています。
実は1年の一般教養の指導は、予備校・塾にとって負担が重く、ほとんどは「2年になったら来て下さい」というスタンスのところがほとんどです。それもそのはずで、大学によりシステムが異なり、一般教養の深さも異なり、生徒のレベルもバラバラときては、なかなか指導しにくいでしょう。2年の歯科専門は、大学に入ってからのスタートなので、それなりに一律の指導が可能ですが、1年の一般教養はそうはいきません。つまり高校を引きずってしまっているため、推薦で入塾された方や、高校の時に学習していなかった科目が足を引っ張るのです。また科目・単元によっては、大学の内容が出題されるため、一筋縄ではいきません。
デンタル国進では、一般教養の講師に常勤して頂き、毎日指導をしてもらっています。
物理、化学、生物の担当講師たちは、全員国公立の研究室で長年研究していて、さらに長年当予備校で指導に当たっています。大学の定期試験の過去問の研究にも熱心に取り組んでいます。英語の講師は元大学の講師です(英米学科)。
また統計学は、最も専門性が高い教科と言えるかもしれません。化学・生物・物理を指導出来る講師は要るとしても、なかなか統計学の専門の講師はいません。
しかし当予備校では、統計学の本当の専門講師が個別指導をしています。統計は当予備校で受講する生徒が最も多い科目です。
当予備校の統計の専門講師は、日本アクチュアリー会の数学資格を有しています。アクチュアリーは金融関係に著名な資格です(全会員5000人程度)が、一次試験で数学&金融関係の科目が四教科、二次試験もあり、パスして会員になれるものです。一次試験で一教科のみ合格が3000人ぐらいいます。全教科をパスしているのが、2000人ぐらいです。またこの講師は、統計検定の一級も有しています。検定は最優秀の成績でパスしました(毎年実施され、最優秀は約10名程度)。今までこの講師が当予備校の統計の指導にあたってきていて、再度落として生徒はいません。国公立の大学院の方に数学&統計を指導もされています。統計の専門講師は非常に数が少ないので、予備校として、その専門講師がいるのは心強いものがあります。
統計学は、論文でデータをまとめたりする上で、避けては通れないものです。統計を駆使することで、AIを自分で作ることも可能です。これからは、AIを恐れる薬剤師ではなく、AIを駆使できる薬剤師が必要とされているのかもしれません(これは医師も同じです)。
実は統計学は、専門的&難解な学問で、標本、確率、正規分布(ポアソン分布による近似)など、抽象的な概念がてんこ盛りです(実は指導する側も大変です。)医歯薬学部では、全て統計学を履修する必要があり、数学ができるだけでは攻略できないのが、統計学の難しさです。