定期試験用 【99A-13 (口解) 類題】
複根歯で歯冠の近遠心径が頬舌径より大きく、組織学的に新産線がみられると考えれるのはどれか。2つ選べ。
a 上顎第二乳臼歯
b 下顎第二乳臼歯
c 上顎第一大臼歯
d 下顎第一大臼歯
e 下顎第二大臼歯
【新産線の特徴】
新産線とはエナメル質を斜走する形成不全線であり、出生前後の環境変化によって歯胚細胞が障害され、その結果生じた低石灰化帯と考えられている。
特徴としては出生時における大きな環境変化の影響によって生じる石灰化不良層、歯の発育線に平行に生じ、エナメル質のみでなく象牙質にも出現する、
すべての乳歯、及び第一大臼歯に見られるなどがある。
また、複根歯で歯冠の近遠心径が頬舌径より大きくなるは、主に下顎の乳臼歯、下顎の大臼歯の特徴である。
定期試験用 【99A-13 (口解) 類題】 解答
複根歯で歯冠の近遠心径が頬舌径より大きく、組織学的に新産線がみられると考えれるのはどれか。2つ選べ。
a 上顎第二乳臼歯・・・新産線はみられるが、頬舌径の方が大きい。
b 下顎第二乳臼歯
c 上顎第一大臼歯・・・新産線はみられるが、頬舌径の方が大きい。
d 下顎第一大臼歯
e 下顎第二大臼歯・・・歯冠の近遠心径が頬舌径より大きいが、新産線はみられない。
解答:b,d