現在、朝日大学の現役生はたくさんいますが、今日はS君を紹介します(名前はイニシャルにして、さらにイニシャルも特定されないように変えてあります)。彼は非常にユニークで、目覚ましい成果を出しています。ちょうど今進級結果が発表されたので、気落ちしている方も多いと思われます。彼から学べることが多いように感じます。
S君がデンタル国進に入塾したのは、2018年の4月。1年生でした。その年に留年したら3年目になるということで、もし進級できないと自動的に退学になるということでした。
「これは今までのやり方を切り替えて本気でやらないと、最悪の結果になります。できますか?」とお聞きしたところ、「絶対に進級します」とのことで、態度にも本気度があったので、入塾を許可しました。あとアドバイスをもう一つしました。「恥ずかしいかもしれないけど、勉強のできる生徒たちと積極的に交流するようにしなさい。彼らは刺激になるし、最新の情報を持っているから。」彼はどちらのアドバイスも受け入れました。
2018年の4月からは人が変わったように勉強を開始しました。授業を定期的に取り、さらに土曜日には必ず予備校で一日中自習していました(それも管理しました)。もちろん家でも真剣に取り組んでいました。朝日の一般教養はなかなか手ごわいものが多いので、専門の一般教養の先生に依頼して、指導してもらいました。私は英語専門なので、英語を指導しました。
その成果もあり、1年を無事に進級!
いよいよ2年です。専門教科の学年です。そこで朝日卒の進級指導に熟知された方に指導を依頼しました。
その年から前年度とは違い、翌年2月に再試・追試がまとめてあるということで、以下のようにアドバイスしました。
「これは気を引き締めないといけない。とにかく全力を尽くして、落とすにしても、年間で最低数にしないと、多く落とすと留年してしまう可能性が高い。特に前期で科目を落としてしまうと、後期の科目の対策に時間を取られてしまい、対策できないまま翌年2月の再試・追試を受けることになり、留年する可能性が高い。絶対に前期で落とさないこと。もし前期落としたら留年する!ぐらいの覚悟で勉強すること。あと一年の時とは違い2年は専門科目なので、特に大変な科目に関しては、塾の授業を増やしたらどうですか?」と勧めたところ、本人が受け入れ、土曜日の集中的な自習+授業を多く取り始めました。
前期は全てパス。後期で数教科を落としましたが、2年も無事に進級!特にあの生化学では学年上位でした。病理学でも優秀な成績をおさめました。
先日彼から喜びのメールが来ました。
「こんにちは。ご報告があります。進級判定の結果、3年生に上がる権利を獲得しました。また、よろしくお願い致します。」
彼から学べることがあります。それは「必要な時には、環境を最大限活用して、タイミングよく以前のやり方を切り替えること」です。留年してしまった場合、前年度までの自分のやり方にこだわる人は、まず間違いなく留年を繰り返す傾向があるということです。留年してしまったら、アドバイスを聞き入れ、劇的に学習法を変えなけれあなりません。
長年見てきて思うのは、必要なのに、予備校の授業を取るのを、費用面からケチる人は留年する可能性が高いと思います。
今回留年が決まってしまった朝日の現役生の方々、いかがですか?参考になったでしょうか?
しかし最も合理的な進級支援は、1年生の最初から入塾することでしょうね。そうすれば、そもそも留年を未然に防げます。デンタル国進では、1年でも受け入れ、一般教養の専門講師陣&歯科の専門指導陣と分かれて、一つのプロジェクトとして、指導にあたります。
今後も頑張りましょう!