大阪歯科では、今回のCBTのボーダーが73%でした。今年は75%になる可能性があります。さらに大歯は今回5.5年生という制度も作りました(これは最低限の縛りだけで、後は大学に来なくてもよい?ような仕組みのようです怖!5.5年生は今年出来た制度なので、正式の人数は間もなく決まると思われます(大歯が次に作るとしたら、4.5年生でしょうか?))。これにより、6年に進級出来る生徒数をぎゅっと絞ることが出来、国に提出する人数を少なく見せる流れが出来ました。
大阪歯科は学費の非常に高い大学ですから、この流れは、学費の高い歯学部では、同じようになる可能性があるのではないでしょうか?
学費が高い大学は、1~3年を厳しく留年させると、大学を辞められてしまう恐れがあります。4年からスパルタにしたら、逃げれないのではないでしょうか(私見)。
しかし親・生徒の側からしたら、たまったものではないわけです。
5年を最も厳しくして進級人数を絞るのが、大阪歯科の今回の流れのようですが、愛知学院でも今後同じようなことが起きかねないかもしれません。
そして4年の時に実施されるCBTも以前のように、簡単に合格出来たものから、難関な制度に変わっていく可能性があります。
愛知学院は、昔は年間学費およそ400万、対して朝日は300万でした(朝日も以前は高かったのですが、急に安くなりました)。
CBTのボーダーは愛知は65%、朝日は70%で、朝日から見たら、当時の愛知学院はうらやましかったでしょう。
しかし今や愛知学院と朝日のCBTのボーダーは逆転しています。今回のCBTのボーダーは愛知学院71%、朝日70%です。しかも愛知学院は値上げを過激に行っていますから、今の愛知学院は高額で、留年数が年々増えている割に、国試合格者が激減している大学になってしまいました。
CBTのボーダーをどんどんと上げてゆくのは、それだけ、低学年を緩く進級させてしまっているため(=つけですね)でしょう。
1~3年のうちに厳しく指導して、留年させ(向いていない方には、留年させ、傍目に退学させて、新しい進路を見つけさせるのも本人のためでしょう)、4~6年を大学側がしっかりとした個別サポートつけるのが、本来あるべき姿でしょうが、実際は逆になっています。大歯が特にそうで、低学年で緩く進級させられるため、そのつけを解消するために、4年から急にスパルタモードになるのです。大歯の今年のCBTのボーダーは75%になる可能性があります。大歯が75%にしたら、学費が高い系の大学はこぞって、真似するでしょう。
さて話を愛知学院に戻しましょう。
愛知学院の今回のCBTのボーダーは71%でした。今年は72%と言われています。そうすると、次は73→74→75%となっていく可能性があります。愛知学院は以前から75%にすると言いながらも、実際にはそこまでしないのではないか、と言われてきましたが、大歯が現在73%ですし、今年から75%になるとしたら、学院も追随する可能性ありです。
実はCBTを75%合格にすると、国試合格者の数が、大学が狙っている数になるという統計上の背景があります。
しかし実際に、CBTが75%合格になると、ポテンシャルのある人でも落ちるようになり、恐らくCBTで落ちる人は、同一学年を何回繰り返しても、合格しない人は合格しない流れが出来、大量の放校者が出るのではないでしょうか?
今回のコロナで、ネット授業になり、怠けている生徒さんが激増しているようです。今後のCBTは、本当に大丈夫ですか???