(神奈川歯科大学1年)前期試験が、まもなくありますが、生物(「人の体の仕組み」)の範囲が異常に膨大で、きちんと対策しておかないと、留年に繋がるでしょう。神奈川歯科では、昨年から新しい歯学部長になり、進級が厳しくなりました。昨年の神奈川歯科大学の1年の留年数は、約120名中20名(2年は、約40名)

どこの医療系大学でも、本年度は、1年の方は、不安になっています。無理もないでしょう。入学式も、オリエンテーションもないまま、いきなりオンライン授業が始まり、前期のテストが始まるのですから。歯学部に限っていうと、この前期試験は、大学に来て受験する形態が多く、残りはGoogleのソフトを持ちいた形態のようです。

大学による集団型オンライン授業がはじまり、私が個人的に、非常に危惧していることが、二つあります。

それは、集団型オンライン授業は、成績が中位以下の方が、オンラインの授業中に、ノートを取っている生徒が少ないということです。大学に来る集団型の授業ならば、先生がいるし、周りに生徒がいるので、緊張感があり、分からないなら、分からないなりに、最低限でも、黒板に書かれたものを写す作業をします。ノートなしに、どうやって定期試験をパスするつもりなのでしょう。

2つ目は、集団型のオンライン授業において、成績が中位以下の生徒たちは、信じられないほどだらしない環境で、過ごしていることです。授業内容が定着していないのに、出席だけはしたからと、友人の家で、自分より学習のできる友人に見せて、寛いでいたり、小テストが、たまにオンライン上で実施されたとしても、勉強のできる生徒の家に皆集まり、カンニングが横行しています。あるいは注意する人がいないので、生活が昼夜逆転してしまったりという望ましくない習慣が形成されつつあるということです。しかし、前期定期試験は、大学に来て、実施されるケースが多いのです。どうなるのでしょう?

デンタル国進は、横浜校がありますから、ここでは、神奈川歯科大学1年に関して話をしてみます。

横浜校は、神奈川歯科大学の方専門で、過去問をはじめ、大学の過去データを用いて指導してゆきます。もともと神奈川歯科大学の方々とは個別型オンライン授業を、名古屋校で今まで実施してきたので、ある程度データはあります。今回、横浜校がスタートしたので、個別対面式の授業が可能になりました。

神奈川歯科大学1年の前期試験に関して話をしてみます。

前期のテスト日程は、7/20~23、8/10~12です(他学年も共通)。

1年前期の科目に関して言うと、以下の5教科になります。

※「」は、大学の教科名となります。

1.「自然の現象」=数学(数学Ⅲも含まれる/高校数学の復習)&物理
2.「人の体の仕組み」=生物
3.「数理」=数学
4.「生命化学の基礎」=高校化学の復習
5.法律

上記5教科のうち、1と2を集中的に対策すべきでしょう。

1.「自然の現象」=数学&物理。数学は、完全も、高校数学の復習です。高校の時の数学問題集を解いてゆくイメージです。しかし数学Ⅲがしっかりと含まれています。推薦入学された方は、まず数学Ⅲは、対策していないはずなので、横浜校では、数Ⅲを中心に指導してゆきます。

2.「人の体の仕組み」=生物ですが、内容が、信じられないほど膨大です。留年する人は、ほぼこの教科を落として、留年します。 通常の歯学部では、1年後期、もしくは、2年で学ぶ内容が、なんと1年前期に凝縮されており、とにかく範囲が膨大です。

通常、生物の分野は、4つの分野があります。

1.基礎系
2.神経系
3.筋学
4.臓器系

通常、1年では、1のみですが、神奈川歯科では、1~4が全て範囲になります。しかも、それが、1年の前期にあるというのが、驚きですね。対策としては、毎回の授業の終わりに、まとめ問題があります。生物をパスするには、このまとめ問題の完全な答えを、プリントを検索しながら、作る必要があります。ポイントは、まとめ問題から学習をスタートすることです。間違っても、各単元をまとめて、最後にまとめ問題をしよう、などと考えてはいけません。対策する教科は生物以外にもあるため、時間が足りなくなり、全ての教科に手が回らなくなり、どれか落単してしまい、留年が決定するのです。分かりやすく言うと、生物の範囲は膨大ですが、「まとめ問題以外に聞かれていることは、基本しなくてよい」ということになります。時間があれば、まとめ問題に聞かれていないことも学習してよいことになりますが、それよりも聞かれる可能性が高いポイントを、100%対策しておき、合格点を超えさえすればよい、ということになります。無駄に100点を狙って、他の教科にさくべき時間が足りなくなる負のスパイラルを避けなくてはなりません。

生物の内容について、より具体的に述べると、5捨択一問題が50点となっているのは、救いです。5捨択一問題は、恐らく筋学が、パターン化しやすいため、中心に問われるでしょう。論述問題は、脳などの神経系が、中心となるのではないでしょうか。

生物では、「一字一句きちんと答えること」という指示が、先生から出ています。この解釈はいろいろ考えられますが、恐らく、的外れな答えを、大量に暗記したものを書き連ねる生徒が多いのが予想されるため、「ちゃんと内容を理解して、漢字なども読めるように、きちんと書くこと」という意味かもしれません。

横浜校では、プロ講師の指導のもと、生物においては、まとめ問題の完全な解答を作るようにしています。次にこの答えを、解説して、理解した後は、確実に暗記して、何度も記述させ、ダメ出しを行います。この結果、非常に大変な生物において、高得点を取ることができ、自信が出ます。予備校で、短時間で、生物を対策出来るため、ご自宅での学習は、それ以外の科目に使うことが出来るようになり、結果、安心して、進級することが出来ます。