統計学の勉強でお困りではないですか?(当予備校の統計専門講師より)

この記事は、次の項目に当てはまる方におすすめです。

・1人で勉強しても訳がわからない
・難しい言葉が多くてやる気が出ない
・統計学を落としてしまった

薬学・歯学部に欠かせない、統計学。
テストの得点に繋げるためには、上辺だけではなく、本質的な理解が必要になります。
しかし、抽象的な概念が多く、苦手と感じる方も多いのではないでしょうか。
例として、「片側検定と両側検定の使い分け」についてお話しします。

端的にいうと、
両側検定→単に、差があるか知りたい場合
片側検定→ある基準からの大小を知りたい場合に使用します。

〇両側検定の例
サイコロを50回振って、1の目が10回出た。この時、サイコロは正しく作られているか?

解説)正しく作られたサイコロとの「目が出る確率の差」を求められているので、両側検定です。

○片側検定の例
500ml入りのジュースがある。ジュースを詰める時には誤差が出るので、510mlを超えたら出荷しないようにする。1000パックの商品に対して20パックの検査を行う時の、信頼度95%信頼区間は?

解説)この場合は、「510mlを越えるかどうか」が基準なので片側検定を使います。
500mlより少ないのはまずいので、あらかじめ多めに詰めた上で510mlを超えないようにする、というイメージです。510mlより少なくても、500mlは超えているので問題ありません。そこで、「510mlより多い」という片側を見ることになります。

いかがでしたか?
この例に限らず、統計の勉強では具体例をあげて考えると理解しやすくなると思います。
デンタル国進では統計学の指導も行っており、躓いた部分やイメージしにくい部分を、本質的に理解するサポートをしています。

(1年)専門講師たちの指導のもと、基礎から学ぶことが出来ます!(物理、化学、生物、英語、統計学) 

「物理、化学、生物を教えて欲しい」という1年の方々からの要望が、コロナの影響のため、オンライン授業が開始されてから、激増しました。やはり1年の方は、友達もほぼいない中(いても深く協力しあえない中)いきなりオンラインになり、不安で仕方がないのが、正直なところでしょう。

デンタル国進の1年の一般教養の講師たちは、専門の方々に依頼しています。お蔭様で、今まで入塾した全員が無事進級しています。

実は1年の一般教養の指導は、予備校・塾にとって負担が重く、ほとんどは「2年になったら来て下さい」というスタンスのところがほとんどです。それもそのはずで、大学によりシステムが異なり、一般教養の深さも異なり、生徒のレベルもバラバラときては、なかなか指導しにくいでしょう。2年の歯科専門は、大学に入ってからのスタートなので、それなりに一律の指導が可能ですが、1年の一般教養はそうはいきません。つまり高校を引きずってしまっているため、推薦で入塾された方や、高校の時に学習していなかった科目が足を引っ張るのです。また科目・単元によっては、大学の内容が出題されるため、一筋縄ではいきません。

デンタル国進では、一般教養の講師に常勤して頂き、毎日指導をしてもらっています。

物理、化学、生物の担当講師たちは、全員国公立の研究室で長年研究していて、さらに長年当予備校で指導に当たっています。大学の定期試験の過去問の研究にも熱心に取り組んでいます。英語の講師は元大学の講師です(英米学科)。

また統計学は、最も専門性が高い教科と言えるかもしれません。化学・生物・物理を指導出来る講師は要るとしても、なかなか統計学の専門の講師はいません。

しかし当予備校では、統計学の本当の専門講師が個別指導をしています。統計は当予備校で受講する生徒が最も多い科目です。

当予備校の統計の専門講師は、日本アクチュアリー会の数学資格を有しています。アクチュアリーは金融関係に著名な資格です(全会員5000人程度)が、一次試験で数学&金融関係の科目が四教科、二次試験もあり、パスして会員になれるものです。一次試験で一教科のみ合格が3000人ぐらいいます。全教科をパスしているのが、2000人ぐらいです。またこの講師は、統計検定の一級も有しています。検定は最優秀の成績でパスしました(毎年実施され、最優秀は約10名程度)。今までこの講師が当予備校の統計の指導にあたってきていて、再度落として生徒はいません。国公立の大学院の方に数学&統計を指導もされています。統計の専門講師は非常に数が少ないので、予備校として、その専門講師がいるのは心強いものがあります。

統計学は、論文でデータをまとめたりする上で、避けては通れないものです。統計を駆使することで、AIを自分で作ることも可能です。これからは、AIを恐れる薬剤師ではなく、AIを駆使できる薬剤師が必要とされているのかもしれません(これは医師も同じです)。

実は統計学は、専門的&難解な学問で、標本、確率、正規分布(ポアソン分布による近似)など、抽象的な概念がてんこ盛りです(実は指導する側も大変です。)医歯薬学部では、全て統計学を履修する必要があり、数学ができるだけでは攻略できないのが、統計学の難しさです。

(愛知学院1年&朝日大学1年)統計学の比較

朝日大学の前期は、数学です。後期は、p値を使って有意差の有無を調べるなど、今後の統計学で役立つ内容を学びます。朝日では、プリントを使って、統計の重要なポイントをおさえながら、授業は進められてゆきます。

愛知学院大学では、前期において、先生が書いた教科書に沿って進めるため、p値を使って有意差を調べるのはもちろんのこと、人数だけではなく、群も含めて考えるF値など内容が深くなります。さらに先生が熱心です。ただし教科書を準を追ってしっかり読めば、理解出来る内容にはなっていますが、生徒には大変でしょうね。

愛知学院1年の一般教養について。学院と朝日の一般教養の比較など。

愛知学院1年での前期の一般教養を振り返ると、化学&統計で落とした人が多い印象です。

学院は、化学が最も対策がややこしいのでないでしょうか?理由は前期と後期で先生が違うからです。他教科は全て先生は同じです。前期は教科書を使わなかったのに、後期では教科書を使います。先生たちの方針も少し違うようです。

化学演習では、今後実験を行いますが、それだけでなく、モル濃度計算、指数計算などの基礎的なことの復習も行うようです。あと化学では毎回小テストが後期はあるようですね(前期は課題でした。前期は課題の比重が重く、これが原因で前期に化学を落とした人も多かったでしょう。)

朝日では、化学を前期で終わらせますが、学院では、前期+後期に分かれています。その分、学院の方が内容が深くなっている印象です。

もし学院の前期で化学を落としているなら、化学の基礎的な理解から始めてみてはどうでしょうか?そうすれb、前期落とした化学の復習にもなりますし、後期の対策にもなります。化学を落とす人は、恐らく高校時代に、化学の基礎をやっていない方でしょう。ですからモル濃度計算、指数計算なども、復習しておくと、大学での理解度がぐっと上がるでしょう。

さて、物理に関してです。学院で前期合格した人も、後期は、対策を必要とするでしょう。前期と比べると、学ぶ内容が難しくなっています。これも化学のように、基礎概念をまずは理解するようにしましょう。学院の物理は、力学、電気など、高校の範囲と同じです。しっかり現象を理解して、学習することが必要です。

学院の統計学は、教科書に沿って、前後の繋がりを考えながら、学習することが必要です。朝日よりも深く、内容的にしんどいですね。学院の人は、前期に統計を落とさないようにするべきでしょう。

(愛知学院5年)総合歯学試験は、年間一回のみ!皆さん結構勉強している感ありますね。。。 

愛知学院5年の定期試験は、年一回の総合歯学演習があるのみです。

学院の前期では大学より、低学年のオンデマンド授業を自由に視聴するように勧められました。「低学年の科目は好きに見てもらっていいですよ」と大学から指示がありましたが、ある意味放置プレーで、親御さんたちも、「5年は試験が年に1回しかないのに大丈夫だろうか?」と不安に思われた方が多かったのではないでしょうか。

総合歯学試験では、全教科が問われ、基礎系科目を個別指導して欲しいリクエストが多いですね。理由は、基礎系科目は、2~3年に学んだもので、臨床科目は、3年の中盤から4年に学んだものと比べると、知識が古くなり、忘れている可能性があるため、ブラッシュアップしたい方が多いからでしょう。

〇二日間にかけて実施予定(1日目・・・1月4~8日のどこかで実施/2日目・・・1月11~15日のどこかで実施)
〇昨年は、再試になったのは20名程度→落ちたのは3~4名。
〇1日目・・・基礎系科目 2日目・・・臨床科目

5年の皆さん見ると、自分で意外にしっかりと勉強している印象です。実践などの問題集を解いている範囲&質問レベルを見るとそう感じます。

(朝日大学2年前期)今年は例年よりはるかに多く落としている模様。。。しかし来年2月の追試をパスする条件が厳しいことを考えると、落としても1~2科目でしょうね。

朝日大学2年の前期テストで、例年よりもはるかに多く落としているようです。点数も特に難易度が高い科目においては、例年より大きく低くなっているようです。

2年生は生化学と生理学、解剖学という苦手な生徒が多い教科が目白押しの中、今年はリモート講義で、分からないところをなかなか聞きづらい状況ですね。

前期は全6教科ありましたが、追試が一回しかない&80点に合格ボーダーがあることを考えると、前期に落としていい科目は、1~2教科程度が理想だと思います。

(大阪歯科大学)大手予備校に通っていて、模試の成績が伸びないので、問合せをする人の数が急増!今年大歯は、6年のほぼ半数を落としました。今の段階で、模試で合格圏内に入っていないと、今まで通りの勉強を継続するだけでは、正直厳しいですね。集中的に個別授業を受講できる方のみを受け入れます。

大阪歯科大学卒で、今年一年目の既卒の方からのお問合せが増えています。最も多いのは、既卒一年目。模試の結果(順位)を聞くと、とても合格圏内に入っていない状態。。。後卒で今年が一年目という方が多い印象です。在学中に、「留年されたことはありますか?」とお聞きすると、留年はありません、とのこと。こういう方が多いですね。次に多いのが、二年目。模試の成績も振るわない。。。

現段階で、模試の成績が振るわないということは、ご自身の見通しが甘かったということです。多くの方があげる苦手な科目としては、「補綴系、生化学、麻酔、口腔解剖学など」です。いわゆる基礎系ですね。

大手予備校は、惜しくも落ちてしまった人が、ダメ出しをするために行くところととらえた方がよいのではないでしょうか。 

考えてみれば、大手に行く人は、皆既卒です。一年目に合格した人が抜け、新しい一年目の既卒が送り込まれてくる。そして人数が多い大学では、クラスまで作られる。。。二年目はまた同学年の多くが抜け、さらに新しい既卒が送り込まれてくる。。。私なら、鬱のようになってしまいます。。。2浪以上になると、同じ大手にはいづらくなるので、他の大手に移動する。。。そこがダメなら、他に移動する。。。もう3年目以上になると、ほぼボーダーで、今後合格出来るか分からない領域に入ってしまいます。

大手の模擬試験は、これしか全体での順位を把握するものはありませんから、必要です。

今からだと、当予備校では、集中的に通塾出来る方のみを受け入れることとしています。こちらが指導出来る時間も有限である以上、合格する態度がある人を確実に合格させることが大事だと考えています。

(愛知学院1年)今年から日進キャンパスから楠本キャンパスへ移動。今は祝日ですが、授業開始!教室は狭く、今後のテストがどう実施されるか、今は分からない状態。しかし成績は出るので、落ちる人は落ちるでしょう。前期で落とした科目がある人は、要注意です!

前回、愛知学院新1年は、部活に入らないほうがよいのではないでしょうか?というブログを書きましたが、結構反響があり、お問合せも増えました。

結局、愛知学院は昔から部活が盛んな大学ですが、入部すると、意外と縛りがきつく、他にいないからということで、役職を歯学部の生徒がやらされ、試験ギリギリまで部活していて、本業の歯学部の学習に時間を取れない、というような事例を、私は多々見てきました。結局、部活に入ったところで、過去問がなければ意味がないわけです。しかも入ったから過去問があるわけではない。愛知学院の部活は、楽しげな雰囲気で、行くと、思ったより拘束が強く、勉強に響くのが現実ですね。

さて、本題に入りますが、いよいよ後期授業が始まりました。祝日でも授業があります。今年から日進キャンパスから楠本キャンパスに、学院1年は移動しました。出る来る声は、教室が狭いという声です。今は第1~7講義室を使用していて、まだセミナー室は使っていない状態です。

授業は、前期はオンラインのみでしたが、後期は対面を取り入れ、遠隔と同時併用、班ごとに隔週でまわす仕組みです。

本日9/22(火)は物理がありました。前期は1週間ほど提出まで余裕がありましたが、本日は授業終わりに、すぐ出して下さい、とのことで、戸惑った生徒が多かったようです。課題自体は簡単な内容でした。これはひょっとすると、大学に集めて、定期テストを実施を考えているのでは?という感じもしますが、コロナがまた出たりすることも、考えられるので、後期の試験は集めて紙で実施するのが、遠隔でデータで行うのかは、定かではありません。

しかし前期の結果を見てみると、やはり化学、統計などを落としている生徒が多いのを見ると、後期の試験の形態がどうなるにせよ、やはり落とされる人は落とされるということです。つまり後期の間に、後期の対策をするのはもちろん、前期で落とした科目も対策をしておかないと、来年2月の再試で落としてしまい、留年ということになりかねません。

9月現在の当予備校の国試既卒生(全員2020年4月入塾)たちの模試結果分析

◎最近実施された医歯薬模試&麻布模試の結果が出ましたので、本日当予備校で、講師たちと模試分析会議を実施しました。

〇当予備校の6年生は皆低学年で入塾して、全員成績優秀なので、ここでは省き、当予備校に通う既卒(1~3浪、2020年の4月に入塾)に絞ってみたいと思います。既卒の伸び具合は、予備校の指導力を表すことが出来ると思われます。

◎現在デンタル国進の既卒生たちは、
現在受けている模試の人数がおよそ1500人ほどの中、全員400番以内にいます。

◎大手予備校の模試は基本、所属する予備校生に有利に作られています。大手予備校以外の生徒には、基本不利なので、この成績は、非常によいと思います。

◎毎年国家試験は3,000人ほど受けて約2,000人が合格します。模試で1,000番以内にいたら合格すると言われています。

◎この調子でいけば大丈夫ということが、本日の会議で確認されました。

◎毎年既卒がどれほど合格できるのかに力を入れています。今期、全員合格出来ると思います。気を緩めず、指導してゆきます。

〇今上の順位から、下に大きく外れてしまっている人は、よっぽど特殊なことをしないと、合格は厳しいでしょうね。

(愛知学院&朝日)解剖実習の比較

愛知学院2年の解剖実習(座学の実習とは別)は、落とすと即留年決定の科目です。

〇朝日も当然解剖実習を行いますが、内容的に大きな違いがあるので、まとめておきたいと思います。

※愛知学院の解剖実習は、顎顔面は単なる1項目(全体の3分の1)に過ぎず、全身(全体の3分の2)に大きな比重が置かれるのが特徴。全身に関しては、つま先の神経など、歯科医師国家試験に不要な内容→なのに、落とすと即留年決定(年度途中)。

※朝日の解剖実習は、全身の知識は与えられるが、顎顔面が中心。進級基準となるのは、顎顔面のみ。顎顔面は、歯科医師国家試験に当然出題。

愛知学院2年の解剖実習は、理不尽ですね。学院の解剖実習は、医学部のようです。歯学部として、内容的にかなり無茶な気がします。学院の方、気をつけましょうね。