30 歳の男性。下顎の腫脹を主訴として来院した。3年前から自覚していたが無痛性のためそのままにしていたところ、徐々に増大してきたという。初診時のエックス線画像、MRI T2強調像及び生検時のH-E染色病理組織像を示す。
この疾患でみられるものはどれか。3つ選べ。
a 癌真珠
b 幻影細胞
c 羊皮紙様感
d 星状網様細胞
e ナイフカット状歯根吸収
【エナメル上皮腫】
今回の疾患は「エナメル上皮腫」である。
良性上皮性腫瘍の中で発生頻度が高く、若年者を中心に下顎大臼歯部に好発する。
特徴として、触診による羊皮紙様感、レントゲン上でのナイフカット状歯根吸収、病理組織像での星状網様細胞などがある。
解答
30 歳の男性。下顎の腫脹を主訴として来院した。3年前から自覚していたが無痛性のためそのままにしていたところ、徐々に増大してきたという。初診時のエックス線画像、MRI T2強調像及び生検時のH-E染色病理組織像を示す。
この疾患でみられるものはどれか。3つ選べ。
a 癌真珠
b 幻影細胞
c 羊皮紙様感
d 星状網様細胞
e ナイフカット状歯根吸収
解答:c,d,e