昔、国家試験&進級が緩い時代には、教科書など買わないのが普通の時代がありました。私が見て頂いている愛知学院卒の歯科医の方も、「教科書なんか買ってなかったよ」とのことです。
しかし時代は変わりました。第106,107回の国試のあたりから、難化が進み、実践だけの問題集をこなしているだけでは、対応できなくなりました。
今では国試は全問応用問題。つまり国試の過去問から同じ問題は一問も出ないのです。
国試はそれぞれの科で、執筆された先生の名が書いてあります。毎年、それぞれの科から、その科の先生が代表として1人決まります。
当予備校では、支店を作り、進級支援を通じて、全国の大学の出題者の資料を入手するべく努力しています。
また教科書の版が新しくなったら、買い足すべきです。授業でも先生が講義をされる時には、「~ページの図を見て下さい」のように指示がよくされます。古い版だと、10ページ前の場合があり、つまり、最新の知識が10ページ分加わったんだなと理解できます。
教科書を持たずに、国試の対策をすると、実践&NEW TEXTのみで勉強しがちです。しかし、国試自体は、全て変形問題が出てきます。基礎系問題で、合格者が取る問題を落とすことは許されません。
「覚えるものは覚えて、理屈は理解する。問題だけを解くことで、今の国試を切り抜けることは難しいでしょう。