「ついに大学側も、合格人数をコントロール出来なくなったCBT。ミニ国家試験の様相を呈して来ました。。。」 →どの大学でも低学年の進級基準を大きく難化させている可能性大

CBTとは全国の歯学部5年生の臨床実習が始まる前に、4年生で受ける試験で、言わば、「仮免試験」のようなものです。

CBTはComputer Based Testingの略で、パソコンを使い試験を行います。

パソコン上で問題がそれぞれランダムで出題され、ブロック1~6まであります。
ブロック1~4は単純5肢択一です。
ブロック5、6は連問で1度次の問題に進むと前の問題に戻ることができません。

CBTの合格基準は大学ごとで違います。

例えば、、、

朝日72% ※IRTは合否に含めない
愛学73% or ※IRT500

(←IRTの説明は、下の欄にまとめておきます。)

など、基準がバラバラで、大学側で落とす人数をある程度調整することができました。(削除問題も大学で設定していると言う噂)

このCBTは鬼門で、大量の留年者を出します。

また、CBTの本試験で受かる人は少なく、再試験で通る人が多い傾向にあります。

しかし、、、

今年からCBTが国家試験化され、再試験がなくなり一発勝負となり、全国共通の基準が設定されました。

基準67%
IRT481

しかし、、、
先ほども述べたように、噂レベルではありますが、削除問題が全国共通になり、今までは削除になっていた問題が全国レベルになると削除されないと言ったことが生じることがあるかもしれません。

となると、、、

今まで合格%をとっていた人が落ちてしまう、、、なんてことが起こる可能性もあります。

4年で大量の生徒が留年→4年の留年を繰り返し、放校になってしまう生徒も増える可能性があります。

また、CBTの合格%は国試に直結します。これは朝日大の論文でも統計学的に証明されています。

CBTの対策を確実に行い、5年への進級のみならず国試合格への足がかりにすることをお勧めします。

〇数字は噂レベルです。

※IRTについてですが、IRTは「Item Response Theory」の略語で、日本語で項目反応理論と言います。

試験問題と受験者を公平に評価するための理論です。

CBTは問題がランダムに出題されるため、生徒により問題の難易度が異なります。

%で合否を決めてしまうと、難しい問題に当たってしまった場合、%が低くなり、不合格になってしまう可能性があります。

しかしIRTで合否を出すと、その難易度が調整された点数で出ます。

難易度が異なるため、%が同じであっても、順位が異なる場合などもあります。(IRTで順位を決めるから。)

IRTは愛知学院では、2022から導入されました。

2021以前は、難しい問題が来ても、簡単な問題が来ても73%を得点しなければなりませんでした。

同じ72%でも、IRTで救われる場合が多かったのも確かです。

73%合格or IRT500が合格だとすると

73%、IRT499合格

72% IRT500合格

72% IRT不合格

ということになります。

大学が、CBTの合格人数を調整出来なくなるということは、大学は1~3年の低学年の進級人数を今までとは比べ物にならないほど抑えて、分母を抑えることにより、CBTの合格率を高めるのではないでしょうか? 例えば3年は従来は2年より楽に4年に進級出来たと思われますが、今年はそうなるのでしょうか?