今回の国試個別コースの中で、最も頑張り、見事合格をしてもらったW君の合格体験記です。
当予備校では、プライバシーのため、例年体験記はあまりブログに掲載しないのですが、この方は既卒としては4年目で当予備校に入塾。素晴らしい努力&成績の伸びを見せ、今回の1年で見事合格!他の方(特に既卒生4、5年目)の方からのお問合せが今多いので、参考になると思い、許可を取り、ブログに掲載させてもらうことにしました(合格体験記は、毎年当予備校で保存してありますので、ご覧になることが出来ます。)
この度、117回歯科医師国家試験に合格しましたWと申します。
参考になるか分かりませんが、私のデンタル国進さんでの1年の取り組みをご紹介します(受験回:113(現役時)114(既卒1年目)、117回(既卒4年目(今回)))
〇経歴
まず私は、東日本の私立大学を卒業したものの、必修が5点足りず、不合格になり、東京の大手予備校に通いました。毎日広い教室で授業があり、動画でその授業も見直すことが出来るとても良い環境でした。
しかしその環境に甘えてしまい、何となく授業を受けたから分かっているだろうと思い込んでしまったのです。。。
結果はB領域3点足りず不合格。。。
また1年勉強しないといけない辛さに耐えられませんでした。
別にそこまで歯科医師になりたいとも思っていませんでしたので
その為、親を説得。
元々車が好きでしたので愛知県で輸入車の営業を2年致しました。
車もそこそこ売る事が出来、
他社からヘッドハンティングを持ちかけられるなど充実した生活で
このままの生活でも良いかなと思ったのです。
しかし毎年3月になるとあの辛い思い出が蘇ります。
それがいつしか悔しさになり一念発起し退職。
予備校選びは、前回の経験から大手ではなく個別の塾を検討。
いくつか回りましたが自習スペースと立地、体験授業での指導方法
からこちらを選択しました。
○授業形態
指導は先生お二人にお願いしました。
1人は対面、もう1人はオンラインでの授業です。
入塾当初は2年のブランクの影響で
正答率が80%の問題すら曖昧でかなり焦りました。
その為、直近の国試の基礎的な問題から先生と解きながら進めて行きました。
・年間の勉強スケジュール
家では勉強出来ないタイプだったので、ほぼ4月から
1月末まで毎日10時から7時までは予備校の自習室に居ました。
行きの電車の中で20問の問題を解き
不正解問題は勿論の事、選択肢でわからない単語が出てきたら
学校に着いたら復習。
その後、科目ごとに毎日問題を解きました。
帰ってからは2時間ほど今日やった事や分からなかった事を
書き出したり見直したりというスケジュールです。
書いて覚えようかとも思いましたが
自分は字が汚く、過去にどこに書いたかわからなくなったので
全てiPadに集約していました。
図などはかなりスクショしてiPadの写真フォルダに科目ごとに分け
すぐ検索できる様にしました。
そして臨床問題などわからない問題があれば先生方に聞いた形です。
気分転換で週一で元職場でバイトしていました。
会社の人と最近どうなのよと発破掛けられる事もだいぶ刺激です。
モチベーションは落ちたら後が無い事が1番でした。
働いていた時の貯金も全て使ってしまったので
毎月、自分の口座から授業料を振り込み減っていく残高の不安が(笑)
不安になったらひたすら問題を解きまくってました。
○模試の受け方
模試ではまず偏差値50を超える事が目標とし受験していました。
最終的な模試は500から600番代でした。
ただ順位よりもいかに高い正答率の問題を落とさないかが鍵だと思います。
60%以上で間違った問題は何度も繰り返し行いました。
模試の対策としては、国試の問題を解いて理解を深めるに尽きると感じました。
9月の最初の模試は大手二社共に基礎中の基礎が問われる事が多いので
そこを重点的にやるのが良いのかなと思います。
○個別指導のメリット
先生方が生徒の弱点を判断し
その分野の問題を集めてくれたり新規の問題を作ってくれる所だと思います。
また口頭試問も大変助かりました。
過去問を何度も繰り返す事程辛いものはありません。
しかし過去からのリメイク問題も多くそれが1番の近道なのかなと。
多くの方が仰ってますが
過去問を解きその答えだけでなく問題の意図を理解するのが重要だと思います。
私の様な変な遠回りをする事はお勧めしませんが
実際に社会での経験が効率の重要性を学びそれを勉強に活かせたと信じたいです。
是非、国家試験の勉強に悩んでいる方
体験授業だけでも受ける事をお勧めします。
長文になりましたがお読み頂きありがとうございました。