第111回を受験した学年の進級基準は、本試65点&追試60点でした。試験形式は記述式(ポイント押さえていれば書けば書くほど点数が上がるが、ポイントずれていると、書けばかくほど減点)がメインでした。現在の朝日大学の進級基準は、本試70点&追試80点です。マルチ選択式に形式が変わりました。たった数年でも、足切り点が大きく上昇したのが分かります。
第111回の学年から、学費が安くなった世代です。それと2年からの優秀な編入生も増えました。朝日はある意味、留年生に冷たいというのは、この点にもあるでしょう。頑張って道を切り開いてゆける学生には寛容ですが、脱落する生徒には容赦ありません。しかし国試が難化する中、この方法は、正しいと思います。「頑張る生徒にはチャンスをあげよう」方式です。
中間テストも、この数年でできた制度です。第111回の世代にはありませんでした。中間テストがあることで、範囲を分割してゆくという狙いもあるでしょう。面白い特徴として、朝日大学では、毎年制度自体は厳しくなっていますが、留年数は減っています。第111回の学年の時は、ざっくり言うと、各学年とも40人程度の留年生がいました。しかし今では30人以内です。ですが、今の朝日の留年する人は、以前より重症な方が多いと思います。そのような方々は、留年を繰り返すパターンが多いのではないでしょう。各教科で、下から30人以内の方は留年のリスクを抱えていることになります。
とにかく歯学部は、医学部と同じで、免許が取れなかったら、潰しが効かない学部。留年するメリットははっきり言ってありません。歯学部に入学した以上、逃げ場はないと、割り切って勉強するしかありません。
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