part47 第114回歯科医師国家試験 D-29(小児) 正答率が低かった問題 37.5%

114D-29 正答率:37.5% (小児)
哺乳齲蝕が好発するのはどれか。2つ選べ。
a 上顎乳前歯
b 上顎第一乳臼歯
c 上顎第二乳臼歯
d 下顎乳前歯
e 下顎第二乳臼歯

【哺乳う蝕について】
乳幼児において、平滑面のエナメル質が広範囲に脱灰するう蝕です。
特に、上顎前歯部の平滑面や、第一乳臼歯の咬合面に重篤なエナメル質の欠損をもたらします。一方、下顎前歯部には認められない。
離乳期を過ぎても長期にわたって母乳や、ミルクあるいは糖質を含む飲料を哺乳瓶に入れて飲ませることによって生じるとされている。

114D-29 正答率:37.5% (小児) 解答
哺乳齲蝕が好発するのはどれか。2つ選べ。
a 上顎乳前歯
b 上顎第一乳臼歯
c 上顎第二乳臼歯
d 下顎乳前歯
e 下顎第二乳臼歯

解答:a,b

☆離乳の完了(生後12~18か月ころ)であり、第二乳臼歯が萌出(2歳頃~)であることを考えると、今回の問題の選択枝から第二乳臼歯を除外できるはずである。