part65 第114回歯科国試 C-87(クラブリ) 正答率が低かった問題 43.1%

114C-87 正答率:43.1% (クラブリ)
下顎第一小臼歯をCAD/CAMレジンクラウンで補綴治療することとした。
作業用模型上で築盛して製作する補綴装置と比べ、支台歯形成時に特に注意するのはどれか。1つ選べ。

a 軸面の形態
b 隅角部の形態
c 補助的保持形態の付与
d 咬合面のクリアランス量
e フィニッシュラインの形態

【CAD/CAMレジンクラウン支台歯形成時の注意点】
この問題は1つ選べの問題にしては、正答率が43.1%と半分以下であった。
この問題のポイントは全部注意すべきではあるが、特に築盛法と比較してということである。

CAD/CAM冠は直接レジンブロックから削り出して作製されるため、ミリングマシーンの刃の直径より細い形態は付与することができないため、隅角や線角を丸めて形成しなければならない(=ゆとりをもたせないといけない)。

他の選択肢は築盛法と比較して重要性に差があるわけではないので、おのずと答えは絞られる。

114C-87 正答率:43.1% (クラブリ) 解答
下顎第一小臼歯をCAD/CAMレジンクラウンで補綴治療することとした。
作業用模型上で築盛して製作する補綴装置と比べ、支台歯形成時に特に注意するのはどれか。1つ選べ。

a 軸面の形態
b 隅角部の形態
c 補助的保持形態の付与
d 咬合面のクリアランス量
e フィニッシュラインの形態

解答:b