(朝日大学2年)解剖&口腔解剖の前期定期テストについて

朝日大学2年の解剖&口腔解剖に関する新しい情報です。

〇朝日大学2年の解剖で、新しく担当されている上村先生が出題する問題が難しい、血液や内臓系をしっかりと押さえること。

〇口腔解剖は中間テストが行われなかったので、範囲が膨大。二日に分けて実施(口腔解剖&組織・発生学)。担当されている滝川先生は、情熱的で厳しい。授業中の小テストも頻繁に行われているので、これを中心に対策するべき。冊子も分厚く、掲載されている問題数が多い。2年でこの教科を落とすと、最もやっかいかもしれない。量が多いため、過去問(復元問題)が欲しいところ(当予備校に過去問あり)。

歯科医師国家試験の作成側の本音&国試得点の仕組み

〇必修で80%以上得点していても、苦手教科(苦手分野)があると、どこかでボーダーに足りず、結果として国試に合格できない仕組み。

→得意教科で苦手をカバーしようとする人が国試浪人になる。国試浪人の多浪とは、「苦手科目&分野を放置して、好きなところばかり学習する人」と言えるのでないだろうか?

〇2教科ほど得意教科を作り、各領域を半分以上、漫勉なく&確実に得点できることが大事。

〇毎年1~2点足りなくて、不合格になる受験生が多い→実はこれは「たった1~2点」ではない。むしろ1~数点のほうが合格が難しい可能性あり。これは苦手な教科があり、放置していて、その1~2%を発見しなくては、合格できないということだから。その1~数%を発見するのは大変な作業。コンピューターの精密機械の中で1%の故障を直すようなもの。本人も予備校側も、その手間暇は多大。

〇本当に確実に合格させたいなら、予備校は、国試浪人を受け入れ、合格させようとするよりも、低学年から育てあげたほうが、確実に合格する率が高いのは事実。

国試多浪が合格困難な理由

理屈としては、苦手分野の発見に乗り出し、積極的に間違いを正していけば合格できるが、なかなか合格できないのが現実。

理由は二つ。一つは、多浪ほどわがままになっていて(我流にこだわり)、素直に苦手分野の発見に乗り出さないため、いつまで経っても合格できないパターンに陥っている。

二つ目に、大手予備校では、一斉授業なので、一人一人どこが苦手なのかを見つける事は不可能。

〇国試合格率は、6年ストレートで卒業した一浪で75%、二浪は60%を割る状態。

国試点数の設定ついて

 550点中~点を得点すれば合格というものではない(絶対評価)→領域ABCの3つと必修(111回は77問のうち8割)をクリアしなくてはいけない(国試の出題側は、合格率を何%にするかは、最初から決めていて、試験結果の出来具合を見ながら、領域のボーダー%を考えていく。)

→「合格人数は決まっているから、何とかして落としたい」が採点側の本音。

補綴(全部床義歯+部分床義歯+クラウンブリッジ)は、なぜ難しいのか?

補綴を得意な生徒が少ない印象です。特に国試浪人ほどその傾向が強いと思います。

今回は、その理由を簡潔に列挙してみます。

〇丸暗記が通用しない。

〇一つに対して一つの答えではない→問題により、答えが変わる。

〇義歯に関して言うと、前歯は見た目を考えるが、奥歯は噛むことを考える。

〇国試浪人ほど苦手→分からない教科/分野の放置期間が長い為

多くの定期試験の問題用紙はなぜ回収される?また、問題作成者の本音について

問題用紙が回収されるのは、基本作成側の都合で、ほぼ同じ問題で、毎年使いまわしたいからです。考え方としては、定期試験ごときで、時間を奪われたくないと考えているからです。あと、回収することにより、問題のミスが露呈しにくいということもあります。作成側は、研究、論文作成、学校業務など、たくさんすべきことを抱えています。実際、教授側にとって、生徒への指導は「義務」であり、「本業」でないのです。大学にとって、本業は「研究」であり、確かに、生徒の指導に、多くの時間を割くと、この「研究」する時間が減ることになります。

国試・・・出題者は5月に発表される。大手予備校は教授の論文を読み、問題を「予想」するが、なかなか当たらない。問題は過去問とは全て異なるため、問題は出すことができる。
CBT・・・各大学で問題を割り振られ、まとめて出題される。問題は、同じ問題が出ているため、過去問は出せない状況。
定期試験・・・大学にしたら、最も手を抜きたいところ。回収、毎年ほぼ同じ問題でいける。朝日大学では、2019から中間テストが始まったが、例年の2倍以上と仕事がなっている以上、回収は都合がよい。問題は復元問題を持っている生徒とそうでない生徒との得点の差が大きくなること。
入試問題・・・赤本になるので、大学側にしたら手を抜けない。大学受験の大手予備校からのチェックが厳しい。

こう見ていくと、さらに大学関係者は論文も書かなくてはならないため、仕事が多いことが分かります。定期試験に最も手を抜きたい気持ちは理解できます

では、生徒にしたらどうでしょうか?定期試験パスは死活問題であり、過去問は何が何でも欲しいのが本音です。しかし、多くの問題用紙は回収されます。ですから、復元問題を作るのです。やはりどの教科も膨大な量がある以上、過去問を先に見て、大事なポイントを検索しておくことは、絶対的な優位を意味します。中間テストが数年前から始まり、実質問題作成者側からすると、例年の2倍の負担になったわけですが、問題回収もあるし、ストック問題もあるため、そこまで負担になっていないのが本音でしょう。ということは、復元問題などの過去問を手に入れておくのが良いに決まっています。

実際に、大学6年間をストレート進級は、入学時の約1/3と言われます。この1/3を30人とすると、10人は本当の努力型(並大抵の努力ではありません、才能も含まれます)、20人は過去問を仕入れて、要領良く学習した人たちということになると思います。どれか突出した点を取り、たくさん落単するより、本試で全教科71点でパスするほうが良いわけです。

CBTにおける教科数について。CBTの最後のまとめをこの夏休みに! 

CBTは、基礎教科が中心になります。逆に歯科医師国家試験は、臨床教科が中心になります。CBTを落とす人は、基礎教科をしっかりと対策していなかった人です。

歯科教科は以下の通りです。

〇基礎教科

☆解剖
☆口腔解剖
☆生理
☆生化学
☆薬理
☆病理
☆理工
☆衛生

〇臨床教科
☆歯周病
☆歯内療法
☆口腔外科

☆部分床義歯
☆全部床義歯     ・・・補綴
☆クラウンブリッジ

☆インプラント
☆矯正
☆小児
☆歯冠修復学
☆高齢者
☆放射線
☆麻酔

当予備校では、CBTの対策として(4月から入塾している方には)、8月には部分床義歯を終わらせます。9月には生理&生化、10月には薬理、病理を終わらせます。11月と12月は、生徒さんによって、科目を選ばせます。補綴を希望する生徒が多いです。1月は、問題演習をしていきます。愛知学院は1/15日にCBTがあるので、そこまで演習をひたすらして頂きます。

問題集としては、10月、11月にCBT PASSを2冊解く。12月にはセルフチェックCBT4冊を解く。

(朝日大学2年)衛生&歯科理工学の量が半端なし!前期の定期テストで落とすとピンチ!2年は衛生&歯科理工学が最難科目かもしれません。

朝日大学の2年の衛生と歯科理工学の分量が半端ないです。

(衛生)
moodleで授業が行われています。moodleをダウンロードして、コピーすると、一冊120ページほどになります。8月最後~9月最初のテストは、8冊ほどの分量になるため、1000ページほどに分量がなります。こなせるのでしょうか?

朝日の授業における内容リストです。

6/11 地域保健
6/18 母子保健
6/25 学校保健
6/29 成人保険
7/2 産業保健
7/16 国際精神

2017年度においては、前期の衛生はクラスの3分の2が落ちたそうです。

(歯科理工学)
これもmoodleで行われています。Unit2のみなら、1~15回なのですが、moodleの中のunit2の1をクリックすると、さらに16~31回があります
つまり1~31回が範囲。 こなせるのでしょうか?さらにmoodleには、授業中に行われた小テスト&追試がまとめられたものも入っています。これは先生が用意したくれたものです。ただし授業中に行われたものなので、答えがありません。

生理学は中間テストで、2/3ほど終了したため、今は残り1/3となり楽になりましたが、楽になった教科は、生理学ぐらいです。

もし衛生や歯科理工学を前期で落とすと、分量が半端ないため、来年2月の再試で対策するのは、実質不可能でしょう。落としてしまったら、前期で留年決定でしょう。

なお、朝日の二年とは関係ない話ですが、本年度のCBTは、愛知学院は1/15日、朝日は2月にあるようです。再試は約その一か月後に実施される予定です。

昨年の朝日2年生の留年数は23人。第111回の学年が2年だった時には、45人の留年。もしかしたら、昔の留年数に戻そうとしているのかもしれませんね。第111回の学年は1学年が110人程度でした。今は145人&急激なカリキュラム変更ということを考え合わせてみると、留年数は増えていくとしか考えられません。今年の2年の留年数は何人になるのでしょうか?

(朝日大学)学年定員数と留年数から考えてみると。。。

2019年度現在の学年定員数を見てみると。。。

6年 145人(今年は、後卒約40人以上か?昨年の後卒は約40人)

3年 130人(留年22人)
2年 145人(留年25人)
1年 146人(留年17人程度)

上のデータは完全ではないのですが、こうやってみると、定員を145人を狙っているのが分かると思います。

第111回国歯科医師国家試験を受験した学年が、1年の定員は約105人でした。それが現在の145人ということは、+40人ぐらい学年定員が拡大していることを意味します。理由としては、朝日大学は財政的に苦しいため、財源を増やすために、約40人生徒を多く入れるようにしたのでは?と考えれます。病院のスタッフも減らされているようです。

6年の後卒は昨年は40人程度で、今年の6年は昨年より出来が悪いようなので、40人より多いのではないか?と仮説を立ててみました。

また第111回国試を受験した学年の前は、「受験したのは約80人、後卒約60人」という具合でした。それが昨年では、「受験したのは約100人、後卒約40人」という具合になっています。つまり受験人数が増えて、後卒の数が減っているのです。これはヘッドの教授の意向が働いているからでしょう。留年人数も減らし、出来るだけ受験人数は多く受験させる、というポリシーです。これにより成果をヘッドの方は出されたので、今も担当されています。