114A-81 正答率:60.4% (保存)
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※画像等はこちらをご覧ください。
63 歳の男性。下顎右側第二大臼歯の食片圧入を主訴として来院した。5年前に左下7の齲蝕治療を受けて症状なく経過していたが、1週前から自覚するようになったという。エアーで一過性の疼痛を認める。診断をした結果、コンポジットレジン修復を行うこととした。初診時の口腔内写真と使用する器具の写真を示す。一連の治療過程を図に示す。
この器具を使用する時期はどれか。2つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
【CR修復におけるウェッジの使用目的について】 『保存修復学第6版』 3. 歯間分離法 参照
今後皆さんが歯科医師になって臨床を行う上で、コンタクトカリエスの治療は何度もすることになるはずです。
その際重要なのが、いかに隣在歯を削ることなく治療するか、そしていかに修復の際、接触の回復を行うかです。
今回使用したのは木製のウェッジ(即時歯間分離法)ですか、
1回目はプレウェッジは歯間乳頭や隣在歯の保護や等を目的として用い、
2回目は通常のウェッジの目的であり填塞、接触の回復を容易にします。
※同じ器具でも使用するタイミングによって、目的が異なります。
左下7番近心に隣接面う蝕を認める。木製のウェッジ(歯間分離や隔壁の圧接効果がある)。
114A-81 正答率:60.4% (保存) 解答
63 歳の男性。下顎右側第二大臼歯の食片圧入を主訴として来院した。5年前に左下7の齲蝕治療を受けて症状なく経過していたが、1週前から自覚するようになったという。エアーで一過性の疼痛を認める。診断をした結果、コンポジットレジン修復を行うこととした。初診時の口腔内写真と使用する器具の写真を示す。一連の治療過程を図に示す。
この器具を使用する時期はどれか。2つ選べ。
a ア プレウェッジ 窩洞形成時、隣接歯歯面や歯間乳頭保護のため用いる。
b イ ウェッジを挿入したままでは隔壁を挿入できない。
c ウ ウェッジ 歯間部に隔壁挿入後、歯肉側窩縁に密着固定することによって接触の回復を容易にする
d エ ウェッジを挿入したままでは隔壁を挿入できない。
e オ 咬合調整の際は隔壁とウェッジを除去しないと邪魔になってしまいます。
解答 a,c