(大阪歯科大学)昔と今では、名前が同じでも全く違う大歯。。。昔はエリート大学、今は日本で最高額の蟻地獄大学。。。「一日でも早く国家試験に合格して下さい。」これに本当に尽きますね。

自分のおかれている現状を正しく認識するのは、どの生徒にとっても必要と思われます。

大歯の生徒は、物凄く素直なのか分かりませんが、今置かれている環境が、外から見たら、とんでもないことをされていると気づいていない印象です(というよりも、それに気づくことすらできないぐらい余裕がない状態でしょうか?)

数多くの著名な先生を輩出している名門校であるが故に、プライドも高いのか、生徒も自分でなんとかしようとして、自滅するパターンが多いと感じられます

そもそも要求されていることが、自力で何とかなるようなものでなくなっています。親御さんも、ご本人も気づくことが必要なのではないでしょうか?

大歯の方に、何かアドバイスをするとするなら、「一日でも早く国家試験に受かって下さい」としか言いようがありません。留年してしまったら、来年無事に進級出来る保証はなくなっています。「地獄の様子を呈しているな」と感じるのは、私だけでしょうか?一般家庭では、大歯に通わせることは不可能ですし、もし仮に通っているとして、留年などされたら、破産するのでないでしょうか?大歯の学費は、今や一般私立医学部よりも高額になっているということを認識する必要があるのではないでしょうか?

大学の先輩や先生に普段教えてもらうのは、もちろん望ましいと思いますが、そういう関係は、ボランティアのような関係なので、誰かが管理することはもちろんありません。つまり、勉強において「あいまいな部分」が残ってしまうのです。この小さな「あいまいな部分」が、例えると、歯垢のようになり、虫歯を生むのではないでしょうか?

この「あいまいな部分」を残さないためにも、確実に進級するには、プロ講師による個別指導が最も合理的と感じています。

選択肢を吟味して、なぜそうなるのかを、ご自身で説明が出来るレベルにまでもっていかないことには、「確実に」合格することは難しくなっています。最悪なのは、問題&答えを丸暗記してしまうことです。留年&国試既卒を繰り返す方に、このようなパターンが多いのは、以下のパターンを立証しています。逆に言うと、1月に実施される学士2の再試にしても、学士2の実施された問題を、プロの指導者の力を借りて、徹底的に分析すれば、合格率は急激に上がるということです。

学力が足りないのに、自力で学習を続けようとする人(特に国試&卒業試験)は、以下のパターンにはまりがちです。これではいつまでたっても、合格出来る保証はできません。
〇「考えるのは辛いから、丸暗記して思考力を放棄してしまう」=「結局国試で求められているのは、応用力(全く同じ問題は出ません)」を理解出来ていない」→何度国試(卒業試験)を受けても合格しない(しかも数点足りなくて落ちる)→数点なら来年大丈夫と思い、翌年も受験→何年たっても合格出来ない。。。

歯学部は、免許が無ければ、ただの歯に詳しい高卒な上(しかも何千万も使ってしまって!)、一般学部と異なり、就活の上の対策も無いわけですから、一般常識が欠如した、どうしようもないフリーター(そのうえプライドも高い=社会的にチームワーク出来ない)となりかねません(もちろん、ならないで下さいね!)本当に潰しが全く効きません。免許を取れば、「完全な勝者」、取れなければ、「完全な敗者」になってしまいます(これだけ国家試験が難しいと、もし合格すれば、その価値は高いですね)。

歯学部の一部にいる12年目などの学生なら、6,000万近い投資をして、除籍になろうものなら、歯に詳しい高卒30歳職歴なしという。最悪の事態もありうるわけなので、そのような状況はリスキー過ぎます。

医師と歯科医師は、国家試験に合格しないと、本当に潰しが効きません。しかし医師不足なので、医学部の国家試験の合格率は高いものになっている一方(医学部は4年になれれば、まず間違いなく国家試験合格になるでしょう)、歯学部は残念ながら、そうはなっていません(むしろ国家試験の合格者はこれからさらに減るので大変なことになるのは目に見えています)。

くどくどと、不快な内容を書いてしまいましたが、実際そうなのです。私が言いたいのは、今の私立歯学部にいて、「なんとなく勉強して、留年しても、まわりでも留年が多いからと、開き直る人が多くいる」のが信じられないのです。今まではそれでなんとか合格出来たとしても、これからはそれは通用しません。「今まで先輩たちはこうしてきて、大丈夫だった。だから真似すれば、自分も大事だろう」という考えが通用しない時期に来ているのです。大学は、毎年システムを変えてきて、より進級しにくくなるはずです。数年前に卒業した先輩でも、その数年の間に、進級のシステムが激変して、驚くことが今現実に起きているのです。

留年はご自身のキャリアを怪しくするだけでなく、親御さんに大きな迷惑をかけてしまいます。入学するときに、なんとしても、留年しないという誓いをして、入るべきでは?と思います。 留年するくらいなら、歯学部に入学する時に、絶対に留年しないと親に誓い、本当に留年しないで、国試に無事合格したら、親に一台車でも買ってもらったほうが、留年するよりも、生産性は高いと思いますね。

そもそも悪いのは、国が歯科医師の合格人数を減らしていることが、諸悪の根源なのですけどね。日本で最も高額な蟻地獄にはまらないように、大歯の人は、頑張りましょう。応援しています。

(大阪歯科6年)学士2の過去問分析(2020年度)~1月の学士2の再試で、中間層の方に、お一人でも多く合格して頂くために~

大歯では、1月に学士2の再試があります。以下を役立ててみてはいかがでしょうか?

下位層では、合格は今からでは正直無理なので、大歯の中間層(あるいは若干下程度)の方々が一人でも合格出来るように、分析をしてみました。

中間層の方の傾向として、「少ない知識を駆使して、応用する訓練が足りていない」傾向があります。求められる知識量は非常に多いですが、それらの意味が分かっていない状態で、ただ覚えるしか出来ていないので、実際の問題で応用できず、国家試験に合格出来ない傾向があります。

学士2の過去問を、丸暗記するのではなく、「単元毎に基礎となる知識をまとめる&問題が必要としている知識の繋がりを、専門家の解説により可視化して、ご自身で解説出来るレベルにまでする」ことで、合っている問題がなぜ合っているのか、間違った問題がなぜ間違っているのかが、深く理解出来るようになります。結果、卒業試験を活用して、国試にも応用を効かす効率のよい学習が可能になります。間違った問題だけでなく、なぜ合っている問題が合っているのかをご自身で解説出来るようになれば、問題が変形されて出されても、ある程度対応が出来るはずです。問題を解きっぱなしになっているから、学力が伸び悩みになってしまうのです。当予備校では、現在学士2の過去問の解説を、集中的に個別に実施しています。

結局、卒業試験に苦労しているほとんどの生徒には、個別指導が必要なのでしょう。

卒業試験と国家試験と2つの対策を並行して行わなくてはならず、時間的余裕は全くない状態で、効率よく自力でやるには、共通の内容を早い段階でパスして、その上でそれぞれに必要な内容を追加する。そんな器用なことを出来る学生は、ごく一部の最優秀の生徒を除いては、皆無と思います。大歯の最優秀層を除く上位層は、先輩や親、部活関係で仲の良い学内の先生を上手く活用しているのでしょう。それが出来ない環境ならば、ほぼ無理な内容と思われます。

学士2の過去問から分析するところ、以下のような特徴が見受けれます。

•問題配分に偏りがある
例)インプラント、歯周外科など特定の分野が明らかに多い。

•いわゆる教科書に記載されているが、ブループリントでは確認出来なかった選択肢が正解の選択肢で出題されている。
例)若年者の歯槽骨吸収が問題になる疾患でチェディアック東症候群、エーラスダンロス症候群を正解で選ばせる。(これら2つはブループリントでは確認出来ず。ただし、口腔病理学、口腔外科学の教科書には記載あり。)

•歯周病の問題は学生レベルではマニアックと感じる問題もある。
やたらと歯周外科の出題が多いが、良問も多い。
例)歯周外科の切開線の問題

•保存、歯内は歯内でマニアックな問題が出る。しかし正確に意味を理解して覚えるという意味では意外と良問も多い。
マニアック例)根管通過法
良問例)スメア層で正しいのは?
間違いの選択肢で、レジン重合を阻害するとあるが、正しく理解していないと引っかりそうと思われる。

•基礎の難易度はかなり高いと思われるが、大歯の中間層を見ると、比較的よく出来ている印象
→大歯の中間層に関して言うと、基礎はかなりしっかり覚えてる学生が多い印象。2年から3年の進級が厳しく、他校に比べて、一度しっかり学習したからではないか?

•知識単独で解ける問題は多少マイナーでもできているが、知識を組み合わせ解答を導くタイプは過去問そのままでも間違えている中間層の生徒が多い
例)「ワルファリンと併用禁忌の薬剤は何か」という問題で、ミコナゾールは選べている生徒が多い(確かに2016年厚生労働省から禁忌と通達あり)のに、ビタミンK製剤が選べていないなど。(ワルファリンの作用機序からすればビタミンK製剤が禁忌なのは明らか。教科書をよく読まず、納豆など具体的な食品だけしか暗記しておらず、ビタミンKが多いから納豆がダメと正しく知識が繋がってない)

•上の内容と重複しているが、中間層の生徒は、周辺の知識を収集しようとし過ぎて、その問題の根本がわかっていない傾向がある(恐らく授業で与えられる知識が膨大で単純暗記に走らないと追いつかないため、時間をかけて考える訓練ができていないのではないか?)

•補綴の臨床問題は別冊冊子が回収されているので評価できず。知識問題は普通の印象です。