part24 第114回歯科医師国家試験 必修 D-18 正答率94.3%

114B-18(必修) 正答率94.3%
冷刺激で痛みが緩和するのはどれか。1つ選べ。

a 歯髄充血
b 急性単純性歯髄炎
c 急性化膿性歯髄炎
d 慢性潰瘍性歯髄炎
e 慢性増殖性歯髄炎

【歯髄炎の臨床症状による鑑別】

皆さんが将来歯科医師になる上で、必ず必要になるのが歯髄炎の鑑別です。
歯髄炎は激しい自発痛を伴うものもあり、その際、適切な診断・治療を行うことが重要となってきます。

114B-18(必修) 正答率94.3%
冷刺激で痛みが緩和するのはどれか。1つ選べ。

a 歯髄充血 (疼痛:冷刺激↑)
b 急性単純性歯髄炎 (疼痛:冷刺激↑)
c 急性化膿性歯髄炎 (疼痛:冷刺激↓、温熱刺激↑)
d 慢性潰瘍性歯髄炎 (自発痛なし)
e 慢性増殖性歯髄炎 (自発痛なし)

解答 c

【オリジナル問題】
主な治療法として抜髄が選択されるものはどれか。すべて選べ。

a 歯髄充血
b 急性単純性(一部性)歯髄炎
c 急性化膿性歯髄炎
d 慢性潰瘍性歯髄炎
e 慢性増殖性歯髄炎


【オリジナル問題】
主な治療法として抜髄が選択されるものはどれか。すべて選べ。

a 歯髄充血 (可逆性)
b 急性単純性(一部性)歯髄炎 (可逆性)
c 急性化膿性歯髄炎 (不可逆性)
d 慢性潰瘍性歯髄炎 (不可逆性)
e 慢性増殖性歯髄炎 (不可逆性)

解答 c,d,e

診断と治療法をセットで覚えることが重要です。

part23 第114回歯科医師国家試験 必修 B-11 正答率が低かった問題 正答率57.6%

114B-11(必修) 正答率57.6%
急性化膿性歯髄炎と急性化膿性根尖性歯周炎に共通して認められるのはどれか。
1つ選べ。

a 口腔の瘻孔
b 歯肉の腫脹
c 全身の発熱
d 歯の挺出感
e リンパ節の腫脹

【歯髄炎と根尖性歯周炎の鑑別】

毎年、歯内領域において歯髄炎と根尖性歯周炎の鑑別に関する問題はほぼ出題されると言っても過言ではないと思います。

皆さんは歯髄炎と根尖性歯周炎を学ぶ際にそれぞれを対比して覚える必要があります。
なぜそれが重要かと言いますと、当然ながら診断によって治療法が変わってくるからです。

今回は共通する部分の問題ですが、基本
歯髄炎は感染が歯内に限局している(A)、根尖性歯周炎は炎症が根尖周囲組織にまで波及している(B)
ことを考えれば解きやすいはずです。

a 口腔の瘻孔(B)、b 歯肉の腫脹(B)、
c 全身の発熱 e リンパ節の腫脹 
発熱やリンパ節の腫脹は炎症が周囲組織に波及することによって初めて全身症状として出現するので、基本、炎症が歯髄に限局していた場合は起こりません。

d 歯の廷出感は歯根膜に炎症が波及した場合に起こるので、(B)の時はもちろん、歯髄炎が根尖部付近にまで炎症が進んでいくと起こる可能性があります。

114B-11(必修) 正答率57.6%
急性化膿性歯髄炎と急性化膿性根尖性歯周炎共通して認められるのはどれか。
1つ選べ。

a 口腔の瘻孔
b 歯肉の腫脹
c 全身の発熱
d 歯の挺出感
e リンパ節の腫脹

解答 d

part22 第114回歯科医師国家試験 必修 B-9 正答率が低めだった問題 正答率75.3%

114B-9(必修) 正答率(75.3%)
DICOMファイルの情報に含まれるのはどれか。1つ選べ。

a 主 訴
b 性 別
c 家族歴
d 既往歴
e 現病歴

解答 b

【DICOM等診療情報の管理と記録に関する問題】

DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)(医学におけるデジタルイメージングと通信)の問題は今まで国試に出題されており、皆さんも慣れてきたのでは、ないでしょうか。

DICOMは画像の保存、検索、転送、印刷機能などを規格化することで、異なる機器でもネットワーク上で医療用画像情報をやりとりできます。

「紹介元の診療所での画像データを患者様が持参されたけど見られない…。」ということがなくなっていくと思われます。

DICOMで記録されるのは、患者氏名、性別(b)、ID、生年月日、などの患者情報で、

主訴、家族歴、既往歴、現病歴など実際の問診等で収集する情報は診療録に記載されます。

114B-9(必修) 正答率(75.3%)
DICOMファイルの情報に含まれるのはどれか。1つ選べ。

a 主 訴
b 性 別
c 家族歴
d 既往歴
e 現病歴

解答 b