part35 第114回歯科国験 臨床問題(歯内) D-58 正答率が低かった臨床問題 正答率58.8%

114D-58(歯内) 正答率58.8%
※問題の画像はこちらをご覧ください。

114D-58(歯内) 正答率58.8%
75 歳の男性。上顎右側第二大臼歯の抜髄治療中のマイクロスコープ写真示す。
次に行うのはどれか。1つ選べ。

a う齲除去
b 根管拡大
c 髄室開拡
d 根管口明示
e 根管長測定

【抜髄治療の流れについて】
この問題は正答率58.8%とA typeの問題にしては低くなっています。
抜髄治療の流れは
う蝕除去(a)→髄室開拡(c)→根管口明示(d)→根管長測定(e)→根管拡大(b)
というのは皆さん覚えていると思います。
この問題では現在がどこにあたるかを問うています。

114D-58(歯内) 正答率58.8% 解答
75 歳の男性。上顎右側第二大臼歯抜髄治療中のマイクロスコープ写真示す。
次に行うのはどれか。1つ選べ。

a う齲除去 着色した感染歯質は確認できず、すでに除去されていると考えられる。
b 根管拡大 まだ、すべての根管にアプローチできる状態になっていない。
c 髄室開拡 〇 天蓋の一部が残存しており、髄室開拡をする必要があると考えられる。
d 根管口明示 1根管のみしか探索できておらず、他の根管口を探索するためには
        c髄室開拡が必要と考えられる。
e 根管長測定 まだ、すべての根管にアプローチできる状態になっていない。

解答: c