当予備校に通う多くの2年の大学において、解剖のテストがまもなく実施されます。
留年してしまった人は、二度と留年しないために、特にしっかりとした対策が必要と思われます。
個別対策実施中です。
歯科医師国家試験に合格するための本音トーク
当予備校に通う多くの2年の大学において、解剖のテストがまもなく実施されます。
留年してしまった人は、二度と留年しないために、特にしっかりとした対策が必要と思われます。
個別対策実施中です。
神奈川歯科大学の内情について今日はお話しさせて頂こうと思います。
1.ユニット5学期制
神奈川の歯科大学で最初に5学期制を導入したのは紛れもなく神奈川歯科大学です。
また、GP換算や択一問題によるユニット試験という名前の期末試験が特徴的です。
また、授業前にモジュール試験と評される過去の歯科医師国家試験から、先生たちのオリジナル問題まで、幅広い択一試験が行われ、それが一部、単位を認めるための素点に加点されるのも特徴的です。
つまり、ほかの大学と比べて各授業に予習を義務付けられるわけです。
他にも大学生らしく、レポートも頻繁に出され、その内容も多岐に渡ります。
2.進級や試験
進級に関しては、かなり厳しいです。
やはり、間違った勉強をしてしまうと繰り返し留年を起こしてしまうことになるでしょう。
1年以外各学年2年ずつ残留し、放校の危機というような方もいらっしゃるようです。。。
特に、口腔外科で本試験20人しか受からなかったという危険な試験から、3年の生体材料、そして、癖の強い問題で有名なあの保存修復学といったように危険なラインナップがてんこ盛りです。
卒業試験も360問あり、各問題は5択で、それぞれ正しいものを全て選べというスーパーXの形式を取っています。
かなりの学生を留年に導いている危険な卒業試験です。
また、外国の賢い留学生が国家試験合格率を上げている現状らしいです。
3.病院
横須賀にある建て替えられた病院はとても綺麗です。
また、横浜クリニックや羽田空港といったように魅力的な病院が特徴ですね。
学生の実習で使うユニットもかなり綺麗で使いやすいと思います。
神奈川で歯学部といったら神奈川歯科大学といっても過言ではないです。
進級や卒業試験が厳しいものの、しっかりついていけるよう勉強に励んでいきたいものですね。
卒業試験の山当ても失敗し、去年は散々な結果に終わった鶴見の国家試験結果ですが、現在の1年から4年はカリキュラムが変わり、これまでとは違う国家試験合格率が期待できることをご存知でしょうか?
1.カリキュラムの大幅な変更
以前までの鶴見は、1年の緩い授業から一転して2年でヘビーな基礎医学、3年で歯科の専門科目が始まり、4年でCBTといった内容でした。科目は前期、後期制を取っており、期末試験の数も多く、範囲も広いので一夜漬けではなかなか対応できない人も多かったのではないでしょうか。
しかし、近年の低学年ではカリキュラム変更がなされました。
なんと、1年から基礎科目を勉強するようになったのです。
具体的に言いますと解剖や組織学ですね。
また、噂の循環生理学なども、よく単位を落とす科目でよく知られています。
あとは代謝概論、歯科材料学、免疫総論、成長と老化が、2年次以降での基礎的な部分として教えているようです。
また、2年次も基礎医学に加えて、保存修復、歯周病、口腔外科といった科目を習ってないにも関わらず、画像検査学に画像診断学といった放射線をガチガチに教わらないといけないという危険なカリキュラムになっています。(エナメル上皮腫とかの前提知識がないままだと…なかなか着いていくのが大変、、です。。。)
また、コメディカルの国家試験の問題も問われてくる衛生学を、2年で学ぶのもハードです。
2.5学期制
昔の鶴見は前期、後期でしたが、今は前期2期、後期3期となり(神奈川歯科を真似た?)、かなり細分化されたように思えます。また、その分だけ短期決戦が問われる中、カリキュラムの変更も重なってなかなか大変そうですね。。
医学部と同じ基礎科目の知識が、果たして歯科医師国家試験に本当に必要なのでしょうかと思う事も多々ありますが、この2つの大きな変更点と進級が厳しくなった学年の国家試験合格率に期待がかかる今日この頃です。
結局今の国試の対策としては、「正しいプロセスで解答を導く&正しい勉強法を定着させる(丸暗記に頼らない)」の2点が重要ではないでしょうか?
今回の国試は、国公立も苦戦する内容でしたが、毎回この難易度が続くわけではないので、やはり教科書ベースで日々なぜそうなるのかを考えるのが大事でしょう。
前回のB君、Cさんの例から考えれることは、正しく&効率的にやるかやらないかの典型的な例と言うことが出来るでしょう。
ところで。。。
「問題集を何周やるべきか?」ということがよく受験生は話しますが、何周やるかはあまり問題ではないと思われます。
要するに大事なのは、「きちんと理解したか」、「覚えるべき事項は覚えたか」、「類題に対応出来るための周辺知識は身につけたか」、「答えを導くプロセスは正しいか」です。
もし1周で、全ての分野において、これらが身につけば、極端な話、一周だけでやればよいことになります。
何故か、一部の学生は(国公立も含めて)周回数に拘る傾向があるように思われます。ただ周回数こそ多くても、知識が繋がっていない、漏れがある、考え方が分かっていないと、雑なパターンが多いのではないでしょうか。そもそも一問一答で、きちんと分からない所まで、全て教科書で調べて、その周辺まで見ていけば、5周も6周も出来るはずがありません。せいぜい三周が限度ではないでしょうか?国公立においても、開始が遅い学生は、一周+直近5カ年というケースも聞いたことはありますが、意外にも合格している人もいます。さらに模試も、麻布、DESの6回あたりを、分徹底的に復習すると、時間が足りなくなるでしょう。こういう力技で行くパターンは、運動部に多いように思われます笑。
100回以前ぐらいならば、2周すれば、合格すると言われていたそうですが、今見れば、「何これ?」と笑いたくなるレベルの問題ばかりでした(今の受験生は本当に大変ですね。。。)
ここまで国試が難化すると、上位層以外は、「個別授業で問題点をあぶりだす→関連知識を整理する→きちんと理解して、応用力を身に着ける」という流れが、以前よりも重要になってきているのではないでしょうか?
過酷な114回歯科医師国家試験から、はやくも数ヶ月経ち、心機一転の4月となりました。
ある大学において、特待生になっても114回で落ちてしまった人、
必修が足りなくて落ちてしまった人、
不合格圏からまぐれで合格してしまった人
といった方々に関するリアルな話を塾生からお聞きしました。
ここまで差ができてしまったのはどうしてでしょうか。
何が足りなかったのか考えていきましょう。
1.特待生になったものの、114回で落ちてしまったA君
A君は人柄もよく、実習もそつなくこなす、みんなから信頼される人でした。
勉強面でも、学校の授業をしっかり聞き、内職もせず、卒業試験の対策を中心に勉強を進めていました。
しかし、114回に落ちてしまいました。何が足りなかったのでしょう。
それは、しっかり解答に至るまでのプロセスを大事にする態度の欠如です。
ヘルマンの歯齢など確かに暗記しなくてはならない項目は存在しますが、そのまま覚えてはいけません。
国試問題集の解答をそのまま鵜呑みにするのではなく、まず、実際に臨床の流れに沿って問題集の画像一つ一つから与えられた情報を読み取り、自分で診断した上で治療方針を考えてから問題の解答をみる習慣をつけることです。
A君は先生の解答をそのまま鵜呑みにし、
自分の思考力で咀嚼する習慣がないために落ちてしまいました。
また、同じカテゴリーから類推していく力も足りなかったのでしょう。
基本問題や基本事項をそのまま覚えるだけでなく、いかに覚えたものを使って柔軟に発想できるかどうかが大事です。
同じモノは2度と出ません。しかし、似た問題は出ますので類推できる力を養っていきましょう。
また、A君は卒業試験の対策に比重を置きすぎたがために、国家試験が疎かになってしまった事も事実だと思います。
卒業試験と国家試験がズレてしまっている歯科大学が多いのも事実ですので、卒業試験がほぼなく、国家試験の対策だけを高学年でできるような歯科大学ができることを祈るばかりです。
114回の国家試験はその作り方の過程を大事にする問題が多いです。
まだ115回出題委員の発表はないですが、基本このグループで数年は作る可能性が高いので、115回もこの傾向を踏まえて対策していくべきでしょう。
2.必修が足りなくて落ちてしまったB君とスレスレ受かってしまった丸暗記信者のCちゃん
B君は卒業試験1回目で下から10番の順位をとり、友だちにそそのかされて国試問題集13冊を解くのを何回も何回も繰り返しました。
その結果、なんとか卒業し、国家試験にいどむことができ、領域別の点数も足りてはいたものの必修試験でおちてしまいました。
一方、Cちゃんも決していい順位ではないものの
卒業試験はいつも学年の真ん中。某国家試験の選択肢をまとめた参考書といつもにらめっこで
なんとか卒業し、国家試験に挑めました。
その結果、合格を勝ち取りました。
きいてみると、必修は足りており、領域は全分野スレスレだったみたいです。
この2人の明暗を分けたのは何だったのでしょうか。
それは、5択の中で3つ最もらしい解答となる選択肢が出た際に、”問題作成者”が正しいと思われるものを”優先順位をつけて考えれる思考力です。
114回歯科医師国家試験でも、必修でTORCH症候群が催奇形性の問題で問われました。
略語は以下の通りとなっております。
T…Toxoplasmosis(トキソプラズマ)
・O…Other agents(梅毒やB型肝炎、水痘など、その他病原体)
・R…Rubella(風疹)
・C…Cytomegalovirus(CMV:サイトメガロウイルス)
・H…Herpes simplex(単純ヘルペス)
問題は
a 水痘
b 手足口病
c 口腔カンジダ症
d ヘルパンギーナ
e トキソプラズマ症
であり、私大の疑義や事実もあってか、答えはaとeになったものの、出題者の心理的にはおそらく、トキソプラズマを正解枝として作られていたように思われます。
要は、「相手の思考を汲み取って解答を選んであげる力」です。
定期試験では、誤字脱字程度で、テスト中に訂正のアナウンスが入ることがありますが、問題を解く上で支障が無ければそのような訂正は無視して解き切るべきでしょう。
試験は作る先生方の好きな問題や研究テーマも汲み取られるので、それも色濃く反映されている可能性があります。
Cちゃんは、オールデンタルでもバスケで実力のある女の子でした。おそらく、スポーツを通じながらここでパスすべきか、シュートを決めるべきか優先順位をつける力を自然と養っていたように思えます。
また、B君とCちゃんの決定打に関して、
今回の国家試験のように難易度が高くなるにつれて、領域別の足切りが極端に下がる傾向にあります。
元々、B領域は問題数が少なく、C問題は多いのでその分足切りラインはB領域は高く、C領域は低い傾向にありますが、今回のように難しい試験でかつ、傾向が消去法で解ける国家試験から思考力で解く試験にシフトした場合、必然的に下がると思います。
ですから、絶対的な足切りが決まっている必修試験で選抜することとなり、”優先順位をつけて選び切る力”が問われるわけです。
また、あくまで仮定のお話ですが、2000人近く受からせる国家試験におきまして、必修問題が難しく、500人しか必修合格しなかったとします。
流石に歯科医師は人数が多いと揶揄される事もありますが、残り1500人の埋め合わせにどの問題を削除し、領域のボーダーを下げると合格者が2000人になるかも考慮されているはずなので心配ないです。
難しくなればなるほど、必修試験で決まると言っても過言ではないでしょう。
〇国家試験の過去問の解答にこだわりすぎず、
〇臨機応変に優先順位をつけて選ぶ能力、
〇同じカテゴリーから類推する能力、
〇解答にたどり着くための思考力を学び、
歯科医師になってそれを今度は患者さまのために活かしていって欲しいものです。
今年度の鶴見大学の卒業試験の内訳は以下のようです。
卒業試験は三回実施され、一回目は43人、2回目は100人、3回目で最終的に、卒業試験の合格者は、120名中80人合格となりました。
この80名が実際に国試を受験して、合格者は、40/80名となり、新卒の合格者は50%となりました。今回の国試で、新卒で50%だったのは、日本大学(歯学部)、福岡歯科、鶴見大学の3つでした。
5年も進級が厳しくなったようです。例年基準が変わるので、なんとも言えないのですが、昨年度は、週末テスト小テスト平均点85%で、受験資格が取得でき、期末試験がユニットA、B、Cと3学期制で、72%以上で進級確定のようです。
鶴見は、1~4年は同一学年の留年限度年数は2年です。5+6年は、合計で4年までしか与えられていません。低学年での留年も厳しいですが、5、6年も厳しいですね。
2020年度から、愛知学院は、方針を大きく変えたようです。。。
なんと・・・
~卒業試験で、合格率を操作しない仕組み作り~
〇それは愛知学院が、5年まで進級出来れば、後はほぼストレートに進級出来る仕組みを作り上げたこと。。。
おととしもほぼ全員国試を受験させていたので、「?」と思っていましたが、やっと謎が解けました(笑)。
出来るだけ全員国試を受験させる流れに方向を変えたのですね。今回も何度も何度も卒業試験の再試・追試が行われ、1人以外は全員国試を受けることが出来ました(お一人は訳アリ)
ということは、新5・6年になれた人は、ほぼそのまま行ける可能性が高いですね(もちろんご自身の努力が必要ですが。)
通常、私立の歯学部6年では、国試合格率を、卒業試験に絡めて操作します。これはいい%を出すには、仕方ないことです。
① 国試に申し込みさせないこと
② 国試に申し込んでも受けさせないこと
上の2つの人数を差し引いて、実際の受験者の分母数を少なく見せることで、合格率を高く見せること。。
それが2020年から、愛知学院では、上の二つを今後はしないと決めたようです。。。
やはり大事なのは、6年全員が、5月1日の段階で、何人いるか?ということ。これを多くの私大では発表していません。ですから、実態がつかみにくいわけです。
2020年の愛知学院の国試では、5月1日の段階で122人が在籍していて、121人が受験(そのお一人は仕方ない理由)、合格したのが、76人です(つまり新卒の合格率が、62.3%)
もし今回、学院が卒業試験で6年を30人程度落としたら、結果は新卒83%の合格率になりました。。。もし40人落とせば、新卒93.8%の合格率になったわけです。
実際、操作なしで、新卒合格が62.3%は、操作していないとすると、なかなかいい数字ではないでしょうか?
歯学部の低学年は、基礎系科目の定着が国試合格では要になるので、低学年の進級は厳しくあるべきでしょう。低学年、特に2、3年の学習が基礎系科目で、その知識が定着していないと、臨床問題を正しく考えることが出来ません。低学年の進級を緩くしてしまうと、以後厳しいことになってしまいます。
学院には、アドバイザーシステムが1年でもあり、チューター制度が今年の2年から始まり、6年では自分たちが、チューター(学生10人につき1人)を選ぶことが出来る仕組み作りのようです。
ただ、一つ厳しくなったのは。。。今年の年から、同一学年の留年限度年数が2年になったこと。。。上の学年は3年までです。つまり今後は、同一学年の留年限度数は、2年になっていくということです
しかし2年になることにより、生徒が留年すると焦って勉強する体制になる+歯学部にどうしてもあわない生徒に別の進路を機会を与えるという意味で、効果的ではないでしょうか?同一学院を3年留年限度があるとしたら、留年したら、怠けてしまう生徒が続出してしまうだろうな、というのは容易に想像出来ます。だらだらと同一学年を3年繰り返すよりも、2年で集中してやらせたほうが生徒側も緊張感があり、いいかもしれません。
(今回の学院の留年数(最終))
・4年・・・25名(150人中(71%))←一昨年は21名(131人中(70%))
・3年・・・6名
・2年・・・22名
・1年・・・10名
CBTに関しては、学院は次回のCBTは72%をボーダーにする予定。次回は73%。ここまでは決まっているようです(以後は未定)。
愛知学院の5、6年のカリキュラムを見てみると、本当にゆとりがあり、自主性に任せられていて、実際の新卒の合格率を見る限り、成果は出ていると言えます。
他学校では、卒業試験に振り回されて、国試の勉強が出来ずに、国試落ちの可能性もありますね。。。
他の私立大学で、今回の学院のような仕組みにしたのは、まずないのではないでしょうか?
〇もう一つ愛知学院の学費の値上げもよく話題になります(年間3,300万表記)が、これは、内部の方はご存じかと思いますが、愛知学院は学費の表記を全部ひっくるめての表記に、今回変えたようです。。。
同じ学習環境で学生を指導したいからのようです。実習費、実習器具、研修費、CBT/OSCEの受験料が約270万+保護者会の特別徴収で約80万=350万。この額を表記に含めているようです。ですから、
実際には、大阪歯科が歯学部で最も高額であり、その次ということでしょう。愛知学院が歯学部で一番高額というわけではないようです(表記と実態が異なる。)
卒試のために、国試の勉強時間が取れなくなることも学院ではなさそうです。
学院の5、6年生は、「卒業試験で落とされる!」とパニックにならずに、国試対策に取り組むことが出来ますね。
ぜひ学院は、このシステムを継続していくといいですね。本当に大きい方向転換だと思います
他学校の5年、6年は、一般的に修羅場。学院の5、6年は牧歌的で、古き良き歯学部を残しているのかもしれませんね。
他から見たら、うらやましいでしょう。。。
現在、前期募集をしていますが、今回は神奈川歯科の入塾が本当に増えました。
神奈川歯科のシステムはかなりユニークです。
1.GPAが進級基準に用いられていること(各教科をパスしていること+GPA+進級試験)。
2.3、4年では、4年間しか与えられていないこと。
3.6年でチケット制という他にはないシステムがあり、生徒によっては直前までチケットが回ってくるか分からない。
かなりユニークです。そのため、毎年そこそこの人数の生徒が、同一学年留年を繰り返して→放校になります。
特に4年に関しては、復学出来たのは、この10年で5人程度です。
ご希望の方は、お早目に。
前期募集の残り少なくなってきました。
〇ホームページのトップ画面の新着情報に、まもなくしたら、残り人数を掲載してゆきます。
後期募集は、8/1~です。
定員になり次第終了になります。
名古屋校、西岐阜校の既卒枠残り僅かになりました。