既卒を何年も繰り返している方には、今後、実技試験などを課して、国試の合格を抑制!?

厚労省は、歯科医師の数を抑制するのに必死なのは周知の事実ですが、特に既卒を何年も繰り返している方に対して、今後実技試験などを課すことを検討しているようです。

なんとかして落としたいのでしょうか?。。。

今回発表された厚生労働省の報告書には、以下のような記載があります

以下引用

「ただし、臨床実習を終えて長期間経過した後に歯科医師国家試験に合格した者の 臨床能力について不安視する意見があることやシームレスな歯科医師養成の観点か らも、臨床研修歯科医師として診療に従事するに足る臨床能力を新卒者と同等に有 していることを担保できるよう、共用試験臨床実習前 OSCE や Post-CC PX を課す等 の仕組みを検討する必要がある。」

この文面からだと合格後に実施するのか、前に実施するのかは分かりませんが、オスキーに類似する試験導入が検討されているようです。

ただ、手間、予算を考えれば本当に実施できるのか?とは思いますが。。。

既卒、特に既卒を繰り返している方は、一年でも早く合格しておいた方がよさそうですね。。。

トータルパッケージ完全個別&年間個室コース(既卒限定)(名古屋校限定)(8名限定) ※通常の「歯科国試個別コース」も受付中~(代表名古屋校)052-220-5446~

さて、既卒生の方々の面談が大変増えてきていて、毎日忙しくさせて頂いています。

昨日入塾された大宮校の既卒の方が、「今回の国試は、途中でやる気がなくなるほど難しかったです」とのこと。模試の結果を見ましたが、それほど悪くないので、よっぽど難易度が上っているのは、明らかです。あと今年の難易度では、自分の力だけでは不安というのも正直なところかもしれません。。。

現課程が、1年延長になったので、今年は特に強い危機感を抱いている方も多い印象です。116回から必修に2つ選ぶタイプが出る可能性が高いので、来年こそという既卒の方々が多いのを分かります。

さて、最近、以下のようなお問合せも増えてきました。

「自宅が開業医なので、本当は大手に通わしたいのですが、大手に通わすことにコロナ感染のリスクを感じています。変異株も増えてきているし。。。しかし自宅では怠けてしまうし。。。朝から夕方まで、自習スペースも含めて、管理してもらえないでしょうか?」というものです。

スタッフと企画会議をして、いろいろ話し合い。。。

昨年大阪摂津富田校で「大手予備校のテキスト完全サポート」として、実施していたコースがありますが、今回高い実績を出し、好評でしたので、今年は、さらに進化させ、「トータルパッケージ完全個別&年間個室コース(既卒対象)」として、名古屋校で以下のような個別コースを実施することにしました。

トータルパッケージ完全個別&年間個室コース(既卒生対象)(名古屋校限定)

毎日、名古屋校(全て完全個室)に通い、年間借りた自分の個室にて、午前から午後まで大手のネット授業を受講。大手の授業終了後に自習。夕方頃から、当予備校の個別指導を受講して、大手テキストを復習→チェックテストすることで、大手予備校の授業の内容を完全定着させる+さらに弱点はこちらで補強をする。またこの個別は模試対策などの対策も可能。

名古屋校には、管理担当者が、朝から夜まで常駐して、一人一人の既卒生のきめ細かな管理を毎日実施→毎月親御さんに報告。

浪人の生活は、途中からだれてくるものなので、しっかりと管理してもらうという付加価値は大きいように思えます。

このコースは、あくまでも少数ですが、主に愛知県にお住まいの一部の方々のために企画したものです。毎日管理が出来る者が名古屋校には常駐しています。名古屋校で定員8名とします。

今年の結果から、やはり既卒を繰り返している方ほど合格しにくいのは明らかですから、これくらいのプログラムでないと、確実な合格は勝ち取れないのではないでしょうか?

大手予備校に通うのは、もちろん前年惜しくも落ちた方が通塾するのはよいのでは(ダメ出しが出来る)と思いますが、現在苦手科目があるような方では厳しいでしょう。。。

大手予備校に通っても、結局ご自身の通っていた~大学のクラスが出来ており、当然まわりの方々は落ちた方々のみで、その方々と付き合っていくことになります。。。

。。。私が思うに、大手で学習する際の最大のネックは、「余計な友達付き合い」です。節度のある「友達付き合い」は刺激がありよいのですが、「余計な友達付き合い」は自分の勉強量を減らします。。。

お友達が向上心のある人であれば、お互いに切磋琢磨して競い合う関係が出来てよいのですが、それが出来た最高レベルの方々たちは、現役で既に合格しています。。。つまり全員落ちた方々である以上、皆さん不安ですから、お互いを拘束しあうことで、安心感を得ようとする方が多いのも当然です。

ですから、大手予備校の授業は、ネットで受講すればよいのでは?と私は思います。そして個別を組み合わせ、自分の学習量を最大化する。。。

これ以上のプログラムはないでしょうね笑。問題は全て解決します。あとはご自身のモチベーションのみです。

今回は、やはり危機感を感じている方が多いようで、既にDESの福岡、大阪はキャンセル待ちのみのようです。

開業医のご子息など、ご子息のコロナ感染を特に気にされている方々に最適の個別コースです。

以前なら、このようなコースは不可能でした。ご希望の方はお早目にどうぞ。

現課程は次回が最後。116回からは、大幅に改訂の可能性あり。既卒生(特に3年目以上の既卒生)は、なんとしても115回で合格したいところ。2~3年違うだけで、ここまで変わるので、新課程になると絶望的に感じられます。。。

現在のところ、あくまで速報レベルなので、詳細は不明ですが、以下の事が厚生労働省から発表されています(詳しくは厚生労働省の報告書をご覧ください)。

報告書の最後に、116回から適用出来るよう努める、という記載があるため、115回は現行の出題基準という解釈になりそうです。116回から適応になるかは不明ですが、一応116回からという事で考えておくのが無難と思われます。

改定点として大きく2つになります。
1. 必修問題 の形式については現行の A タイプに加えて X2 タイプを採用し、問題数は現行の 80 題を維持する。
2. 現在の3領域別の合格基準を見直し、総論と各論の2領域それぞ れに合格基準を設定することとする。

1.については次のような事が危惧されます。
X2導入により以前から指摘されていた必修問題が分散される可能性がある点があるかと思います。111回から臨床と一般の区別がしにくくなったのと併せて、益々どれが必修、臨床、一般問題か分からなくなりそうです。
2.については現行のA、B、C、必修の4領域で合否判定されていたのが、A(総論)、B(各論)、必修の3領域での判定に変更されるようです。これによって特定の科目で落ちるリスクは減るかもしれません。(例年B領域の合格基準が高く、小児や矯正で落ちるケースがありましたが、それが無くなる可能性があるかもしれません)

出題内容に関してはブループリントはまだ出てないのでわかりませんが以下の事が既に公表されています。以下の引用

「平成 28 年に公表された前回の本部会報告書においては、社会情勢の変化に合わ せて、次の項目の充実を図るとした。
・高齢化等による疾病構造の変化に伴う歯科診療の変化に関する内容 ・地域包括ケアシステムの推進や多職種連携等に関する内容 ・口腔機能の維持向上や摂食機能障害への歯科診療に関する内容 ・医療安全やショック時の対応、職業倫理等に関する内容
これらの項目は、歯科医師になる者にとって、引き続き重要な知識・技能であることに変わりがないことから、今後も充実を図り出題を行っていく。」
つまり、現課程で重視している所は引き続き重視しますという事と思われます。

それに加え次のような事も記載されています。以下引用

「また、近年の歯科医療をめぐる状況や歯学教育における教授内容を踏まえ、下記 項目についても出題を行う。
・歯科医師として必要な和漢薬を服用する高齢者や全身疾患を持つ者等への対応 に関する内容。
・医療のグローバル化に伴い歯科医師による国際貢献がこれまで以上に求められ ている現状を踏まえた国際保健に関する内容。」

気になるのは漢方薬に関しての出題があるかもという事です。
実際臨床実習で処方しているところを見た学生は少数とおもいますが、内服されている患者さんを見た学生は多いはずです。口腔外科では使う事もあります。どの程度のことまで問われるかはわかりませんが、より範囲が広くなる事にかわりないです。

以上116回からの改訂点のうち、直接試験に関わりそうな内容です。この内容からも分かる通り、116回からは更に幅広く勉強する必要があります。更に必修が散らばればなお大変です。今年通らなかった方はなんとしても115回で受かりたい所です。2、3年違うだけで、ここまで変わるので、新課程になると、何年も既卒の方は、大変な苦境に追い込まれてしまう可能性があります。そのような方には、特に個別指導で、今回の試験で合格するようにするべきでは、と思います。