part31 第114回歯科医師国家試験 必修 C-6 正答率が低めだった問題 正答率61.6%

114C-6(必修) 正答率61.6%
診療に関する記録とその保存について規定している法令の組合せで正しいのはどれか。
1つ選べ。
a 処方箋―歯科医師法
b 診療録―医療法
c 手術記録―医療法
d 検査所見記録―歯科技工士法
e 歯科技工指示書―歯科医師法

【診療記録とその保存に関する法令】

この記録に関する保存の問題は頻出ですが、今回は正答率61.6%と必修にしては
低めになっています。

こういった組み合わせの問題は完璧に覚えていないと解くのが難しいの
しっかり覚えましょう。記録の保存は医療人として大変重要ということを忘れないように
しましょう!

本番に、「あれ、これって歯科医師法?医療法?医師法?」とならないようにしましょう。

【記録の保存に関する法律】
〇歯科医師法
・診療録(カルテ)(b)―保存期間5年

〇医療法
・エックス線写真―保存期間2年
・処方箋(院内)(a)―保存期間2年
・手術記録(c)―保存期間2年
・検査所見記録(d)―保存期間2年

〇歯科技工士法
歯科技工指示書(e)―保存期間2年 ※歯科医師が記載

〇歯科衛生士法
・歯科衛生士業務記録―保存期間3年 ※歯科衛生士が記載

〇薬剤師法
・処方箋(院外)(a)―保存期間3年

114C-6(必修) 正答率61.6% 解答
診療に関する記録とその保存について規定している法令の組合せで正しいのはどれか。
1つ選べ。
a 処方箋―歯科医師法 院内―医療法(2年) 院外―薬剤師法(3年)
b 診療録―医療法 歯科医師法(5年)
c 手術記録―医療法(2年)
d 検査所見記録―歯科技工士法 医療法(2年)
e 歯科技工指示書―歯科医師法 歯科技工士法(2年)

解答 c

☆保存期間についてもセットで覚えることが重要です!