part32 【オリジナル問題】第114回歯科医師国家試験 必修 C-6 類題

114C-6(必修) 類題
診療に関する記録と法令の組合せで正しいのはどれか。
すべて選べ。

a 照射録―医療法
b 調剤録―薬剤師法
c エックス線写真―診療放射線技師法
d 歯科技工指示書―歯科技工士法
e 歯科衛生士業務記録―歯科衛生士法

【記録に関する法律】

すべて選べにしたのでなかなか難しいと思います。
ただ、覚えてしまえば解けるはずです。

114C-6(必修) 類題 解答
診療に関する記録と法令の組合せで正しいのはどれか。
すべて選べ。

a 照射録―医療法 診療放射線技師法
b 調剤録―薬剤師法
c エックス線写真―診療放射線技師法  医療法
d 歯科技工指示書―歯科技工士法
e 歯科衛生士業務記録―歯科衛生士法

解答 b,d,e

part31 第114回歯科医師国家試験 必修 C-6 正答率が低めだった問題 正答率61.6%

114C-6(必修) 正答率61.6%
診療に関する記録とその保存について規定している法令の組合せで正しいのはどれか。
1つ選べ。
a 処方箋―歯科医師法
b 診療録―医療法
c 手術記録―医療法
d 検査所見記録―歯科技工士法
e 歯科技工指示書―歯科医師法

【診療記録とその保存に関する法令】

この記録に関する保存の問題は頻出ですが、今回は正答率61.6%と必修にしては
低めになっています。

こういった組み合わせの問題は完璧に覚えていないと解くのが難しいの
しっかり覚えましょう。記録の保存は医療人として大変重要ということを忘れないように
しましょう!

本番に、「あれ、これって歯科医師法?医療法?医師法?」とならないようにしましょう。

【記録の保存に関する法律】
〇歯科医師法
・診療録(カルテ)(b)―保存期間5年

〇医療法
・エックス線写真―保存期間2年
・処方箋(院内)(a)―保存期間2年
・手術記録(c)―保存期間2年
・検査所見記録(d)―保存期間2年

〇歯科技工士法
歯科技工指示書(e)―保存期間2年 ※歯科医師が記載

〇歯科衛生士法
・歯科衛生士業務記録―保存期間3年 ※歯科衛生士が記載

〇薬剤師法
・処方箋(院外)(a)―保存期間3年

114C-6(必修) 正答率61.6% 解答
診療に関する記録とその保存について規定している法令の組合せで正しいのはどれか。
1つ選べ。
a 処方箋―歯科医師法 院内―医療法(2年) 院外―薬剤師法(3年)
b 診療録―医療法 歯科医師法(5年)
c 手術記録―医療法(2年)
d 検査所見記録―歯科技工士法 医療法(2年)
e 歯科技工指示書―歯科医師法 歯科技工士法(2年)

解答 c

☆保存期間についてもセットで覚えることが重要です!

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part30 第114回歯科医師国家試験 必修 B-12 正答率92.0%

114B-12(必修) 正答率92.0%
上皮性腫瘍はどれか。1つ選べ。
a 歯牙腫
b 歯原性粘液腫
c セメント芽細胞腫
d 腺腫様歯原性腫瘍
e セメント質骨形成線維腫

【良性歯原性腫瘍分類】

腫瘍の分類は改定によって若干変更される場合があるので、

最新のものを学ぶようにしてください。

その際、その腫瘍についての基礎知識を確認するようにしてください。

●歯原性ならびに顎顔面骨腫瘍のWHO分類(2017)より
・良性上皮性歯原性腫瘍(上皮性)
 エナメル上皮腫
  扁平歯原性腫瘍
  腺腫様歯原性腫瘍(d)
石灰化上皮性歯原性腫瘍

・良性上皮間葉混合性歯原性腫瘍(上皮性+間葉性)
歯牙腫(a)
原始性歯原性腫瘍
エナメル上皮線維腫
象牙質形成性幻影細胞腫

・良性間葉性歯原性腫瘍(間葉性)
歯原性線維腫
歯原性粘液腫(b)
セメント芽細胞腫(c)
セメント質骨形成線維腫(e)

114B-12(必修) 正答率92.0% 解答
上皮性腫瘍はどれか。1つ選べ。
a 歯牙腫 (上皮性+間葉性)
b 歯原性粘液腫 (間葉性)
c セメント芽細胞腫 (間葉性)
d 腺腫様歯原性腫瘍
e セメント質骨形成線維腫 (間葉性)

解答 d

【オリジナル問題】
歯原性ならびに顎顔面骨腫瘍のWHO分類(2017)において歯牙腫と同じ領域に
分類されるものはどれか。2つ選べ。
a 歯原性線維腫
b エナメル上皮腫
c エナメル上皮線維腫
d 石灰化上皮性歯原性腫瘍
e 象牙質形成性幻影細胞腫

【オリジナル問題】解答
歯原性ならびに顎顔面骨腫瘍のWHO分類(2017)において歯牙腫と同じ領域に
分類されるもの(良性上皮間葉混合性歯原性腫瘍)
はどれか。2つ選べ。
a 歯原性線維腫 (間葉性)
b エナメル上皮腫 (上皮性)
c エナメル上皮線維腫
d 石灰化上皮性歯原性腫瘍 (上皮性)
e 象牙質形成性幻影細胞腫

解答 c,e

part29 第114回歯科医師国家試験 必修 B-5 正答率98.3%

114B-5(必修) 正答率98.3%
IV型アレルギー反応はどれか。1つ選べ。
a 花粉症
b 金属アレルギー
c ペニシリンアレルギ―
d アナフィラキシーショック
e 不適合輸血による凝血反応

【アレルギー分類】
近年、アレルギーに関するにする問題はよく出題されます。

それは誤った対応してしまうと、最悪、患者さんの生命を危険さらしてしまう可能性
あるからです。なので、

アレルギー型と反応をセットで覚えていく必要があります。

●アレルギー型と反応
・Ⅰ型(即時型)、IgE,
花粉症(a)、アナフィラキシーショック(d)、気管支喘息
・Ⅱ型(細胞障害型)、IgG,IgM
 不適合輸血(e)、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)、重症筋無力症、溶血性貧血
・Ⅲ型(免疫複合症)、IgG,IgM
糸球体腎炎、血清病、慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)
・Ⅳ型(遅延型)、T細胞
 金属アレルギー(b)、ツベルクリン反応

114B-5(必修) 正答率96.7% (解答)
IV型アレルギー反応はどれか。1つ選べ。
a 花粉症…Ⅰ型
b 金属アレルギー
c ペニシリンアレルギ―…主にⅠ型
d アナフィラキシーショック…Ⅰ型
e 不適合輸血による凝血反応…Ⅱ型

解答 b

【オリジナル問題】
次のアレルギー反応の中で細胞障害型に分類されるのはどれか。2つ選べ。
a 血清病
b 気管支喘息
c 糸球体腎炎
d 重症筋無力症
e 特発性血小板減少性紫斑病(ITP)


【オリジナル問題】解答

次のアレルギー反応の中で細胞障害型(Ⅱ型)に分類されるのはどれか。2つ選べ。
a 血清病…Ⅲ型
b 気管支喘息…Ⅰ型
c 糸球体腎炎…Ⅲ型
d 重症筋無力症
e 特発性血小板減少性紫斑病(ITP)

解答 d,e

part28 第114回歯科医師国家試験 必修 A-8 正答率96.7%

114A-8(必修) 正答率96.7%
地域包括支援センターに配置が義務付けられているのはどれか。1つ選べ。
a 医 師
b 保健師
c 言語聴覚士
d 作業療法士
e 理学療法士


【保健・医療・福祉・介護の各制度について】
このあたりはさまざまな機関名や根拠法が出題され、頭の中がごちゃごちゃになってしまうかもしれませんが、
落ち着いて考えてみてください。

「この施設は何のためのものなのか」
「この法律はどうしてできたのか」

など、その背景を考えながら覚えることによって、正答率が飛躍的に向上します。
繰り返しですが、この手の問題は覚えてしまえば解けるので覚えてしまいましょう!
「医療≠介護」であることも忘れないようにしましょう。

●地域包括支援センター (根拠法:介護保険法)
「高齢者の相談を受け付ける施設」
「介護予防ケアマネジメント」「包括的・継続的ケアマネジメント」「総合相談」「権利擁護」の4つを業務の柱としている。

114A-8(必修) 正答率96.7%
地域包括支援センターに配置が義務付けられているのはどれか。1つ選べ。
a 医 師
b 保健師
c 言語聴覚士
d 作業療法士
e 理学療法士

解答 b

【オリジナル問題①】
地域包括支援センターに配置が義務付けられているのはどれか。すべて選べ。
a 医 師
b 保健師
c 社会福祉士
d 臨床検査技師
e 主任ケアマネージャー

【オリジナル問題①】(解答)
地域包括支援センターに配置が義務付けられているのはどれか。すべて選べ。
a 医 師
b 保健師
c 社会福祉士
d 臨床検査技師
e 主任ケアマネージャー

解答 b,c,e


【オリジナル問題②】
次の施設について根拠法が地域保健法のものはどれか。2つ選べ。
a 保健所
b 児童相談所
c 福祉事務所
d 市町村保健センター
e 地域包括支援センター

【オリジナル問題②】(解答)
次の施設について根拠法が地域保健法のものはどれか。2つ選べ。
a 保健所
b 児童相談所…児童福祉法
c 福祉事務所…社会福祉法
d 市町村保健センター
e 地域包括支援センター…介護保険法

解答 a,d

part27 第114回歯科医師国家試験 114A37 正答率67.7%

114A37

感染根管治療を行う際に、予防的抗菌薬投与が推奨される感染性心内膜炎(IE)の高度リスク群はどれか2つ選べ。
a 人工弁を装着した患者
b IEの既往を有する患者
c 先天性心房中隔欠損症の患者
d 冠動脈バイパス術を受けた患者
e 植え込み型除細動器を装着した患者

ぱっとみると、どれもリスクになりそうな患者ばかりが並んでいます。感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドライン (2017 年改訂版)をきちんと目を通して置いてください。

このなかでは1.人工弁置換患者、2.IEの既往を有する患者、3.複雑性チアノーゼ性心疾患(単心室、完全大動脈転位、ファロー四徴症、4.体循環と肺循環の短絡経路造設術を実施した患者が予防的抗菌薬投与が推奨される郡とされています。

最近の国家試験はガイドラインから出題される事が多くなってきていますので、有名どころはやはり抑えておく必要がありそうです。

ただしあまり推奨はできませんが、ガイドライン今回も詳しく知らなくても解答自体は出来ます。

過去問を解いていればaは選べるはずです。そうなればあと1つとなりますが、よくわからないほかの選択肢よりは既に既往のある患者が一番リスクが高そうと読めるかどうかかで答えは出ます。

やはり問題文をしっかり読むことが大切です。1問を大切に解くのが重要です。

part26 第114回歯科医師国家試験 114A41 正答率31.5%

114A41

ワンステップ接着システムで溶媒として用いられるのはどれか全て選べ。
a 水
b アセトン
c TEGDMA
d エタノール
e フェノール

(正解a.b.d)

全て選べだから正答率が低くなってしまったのでしょうが、一般的な化学の知識で、溶媒といえばこのなかでは水、アセトン、エタノールと即答できそうです。
ワンステップ接着システムの成分は主に以下のとおりですが、これは高校化学の内容で解けそうな問題です。

ワンステップ接着システム
接着性モノマー
HEMA(水溶性モノマー)

多官能性モノマー(UDMAやTEGDMAなどのジメタクリレート)
重合開始剤、重合促進剤、重合禁止剤
溶媒(アルコール、アセトン)
(フィラー)←ない物もある

part25 第114回歯科医師国家試験 114A47 正答率70.4%、

114A47

抗腫瘍薬ニボルマブの標的分子はどれか
a CCR4
b CD20
c EGFR
d PD-1
e VEGF

正答率70.4%、正解d PD-1

ニボルマブはノーベル賞を受賞した大変有名な薬でこの正答率は以外です。(選択肢にPDL-1が入ってたら別ですが)ニボルマブは頭頸部癌に適応があります。時事ネタは必ず注目しましょう。
他にきになるのはcのEGFRですが、これが標的になる抗腫瘍薬は何でしょうか?

【オリジナル問題】
EGFRを標的とする抗腫瘍薬は何か
a リツキシマブ
b デノスマブ
c ベバシズマブ
d セツキシマブ
e モガムリズマブ

答え:d セツキシマブ
他の選択肢は元の問題の外れ選択肢のターゲットです。併せて復習してください。

セツキシマブについてですが問われそうなポイントを問題にしておきます。

【オリジナル問題】
セツキシマブ使用において聴取すべき事柄は何か2つ選べ。
a マダニの咬傷歴
b 牛肉アレルギーの有無
c 顎骨壊死
d 歯髄炎
e 歯周炎

正解はa、bです。
セツキシマブのアレルギー反応とこれらが関係するためです。

part24 第114回歯科医師国家試験 必修 D-18 正答率94.3%

114B-18(必修) 正答率94.3%
冷刺激で痛みが緩和するのはどれか。1つ選べ。

a 歯髄充血
b 急性単純性歯髄炎
c 急性化膿性歯髄炎
d 慢性潰瘍性歯髄炎
e 慢性増殖性歯髄炎

【歯髄炎の臨床症状による鑑別】

皆さんが将来歯科医師になる上で、必ず必要になるのが歯髄炎の鑑別です。
歯髄炎は激しい自発痛を伴うものもあり、その際、適切な診断・治療を行うことが重要となってきます。

114B-18(必修) 正答率94.3%
冷刺激で痛みが緩和するのはどれか。1つ選べ。

a 歯髄充血 (疼痛:冷刺激↑)
b 急性単純性歯髄炎 (疼痛:冷刺激↑)
c 急性化膿性歯髄炎 (疼痛:冷刺激↓、温熱刺激↑)
d 慢性潰瘍性歯髄炎 (自発痛なし)
e 慢性増殖性歯髄炎 (自発痛なし)

解答 c

【オリジナル問題】
主な治療法として抜髄が選択されるものはどれか。すべて選べ。

a 歯髄充血
b 急性単純性(一部性)歯髄炎
c 急性化膿性歯髄炎
d 慢性潰瘍性歯髄炎
e 慢性増殖性歯髄炎


【オリジナル問題】
主な治療法として抜髄が選択されるものはどれか。すべて選べ。

a 歯髄充血 (可逆性)
b 急性単純性(一部性)歯髄炎 (可逆性)
c 急性化膿性歯髄炎 (不可逆性)
d 慢性潰瘍性歯髄炎 (不可逆性)
e 慢性増殖性歯髄炎 (不可逆性)

解答 c,d,e

診断と治療法をセットで覚えることが重要です。