神奈川歯科大学の内情について~5期制が神奈川県では今や主流~~デンタル国進・横浜校 代表045-534-5150~

神奈川歯科大学の内情について今日はお話しさせて頂こうと思います。

1.ユニット5学期制

神奈川の歯科大学で最初に5学期制を導入したのは紛れもなく神奈川歯科大学です。

また、GP換算や択一問題によるユニット試験という名前の期末試験が特徴的です。

また、授業前にモジュール試験と評される過去の歯科医師国家試験から、先生たちのオリジナル問題まで、幅広い択一試験が行われ、それが一部、単位を認めるための素点に加点されるのも特徴的です。

つまり、ほかの大学と比べて各授業に予習を義務付けられるわけです。

他にも大学生らしく、レポートも頻繁に出され、その内容も多岐に渡ります。

2.進級や試験

進級に関しては、かなり厳しいです。

やはり、間違った勉強をしてしまうと繰り返し留年を起こしてしまうことになるでしょう。

1年以外各学年2年ずつ残留し、放校の危機というような方もいらっしゃるようです。。。

特に、口腔外科で本試験20人しか受からなかったという危険な試験から、3年の生体材料、そして、癖の強い問題で有名なあの保存修復学といったように危険なラインナップがてんこ盛りです。

卒業試験も360問あり、各問題は5択で、それぞれ正しいものを全て選べというスーパーXの形式を取っています。

かなりの学生を留年に導いている危険な卒業試験です。

また、外国の賢い留学生が国家試験合格率を上げている現状らしいです。

3.病院

横須賀にある建て替えられた病院はとても綺麗です。

また、横浜クリニックや羽田空港といったように魅力的な病院が特徴ですね。

学生の実習で使うユニットもかなり綺麗で使いやすいと思います。

神奈川で歯学部といったら神奈川歯科大学といっても過言ではないです。

進級や卒業試験が厳しいものの、しっかりついていけるよう勉強に励んでいきたいものですね。

鶴見大学、国試の今後の合格率はどう変わるのか?!?!~止まらない専門科目の低学年への前倒しの流れ~デンタル国進・横浜校 代表045-534-5150~

卒業試験の山当ても失敗し、去年は散々な結果に終わった鶴見の国家試験結果ですが、現在の1年から4年はカリキュラムが変わり、これまでとは違う国家試験合格率が期待できることをご存知でしょうか?

1.カリキュラムの大幅な変更

以前までの鶴見は、1年の緩い授業から一転して2年でヘビーな基礎医学、3年で歯科の専門科目が始まり、4年でCBTといった内容でした。科目は前期、後期制を取っており、期末試験の数も多く、範囲も広いので一夜漬けではなかなか対応できない人も多かったのではないでしょうか。  

しかし、近年の低学年ではカリキュラム変更がなされました。

なんと、1年から基礎科目を勉強するようになったのです。

具体的に言いますと解剖や組織学ですね。

また、噂の循環生理学なども、よく単位を落とす科目でよく知られています。

あとは代謝概論、歯科材料学、免疫総論、成長と老化が、2年次以降での基礎的な部分として教えているようです。

また、2年次も基礎医学に加えて、保存修復、歯周病、口腔外科といった科目を習ってないにも関わらず、画像検査学に画像診断学といった放射線をガチガチに教わらないといけないという危険なカリキュラムになっています。(エナメル上皮腫とかの前提知識がないままだと…なかなか着いていくのが大変、、です。。。)

また、コメディカルの国家試験の問題も問われてくる衛生学を、2年で学ぶのもハードです。

2.5学期制

昔の鶴見は前期、後期でしたが、今は前期2期、後期3期となり(神奈川歯科を真似た?)、かなり細分化されたように思えます。また、その分だけ短期決戦が問われる中、カリキュラムの変更も重なってなかなか大変そうですね。。

医学部と同じ基礎科目の知識が、果たして歯科医師国家試験に本当に必要なのでしょうかと思う事も多々ありますが、この2つの大きな変更点と進級が厳しくなった学年の国家試験合格率に期待がかかる今日この頃です。

国試対策において、知識が定着していないまま、むやみに問題集を繰り返しても、弊害しかないのでは?

結局今の国試の対策としては、「正しいプロセスで解答を導く&正しい勉強法を定着させる(丸暗記に頼らない)」の2点が重要ではないでしょうか?

今回の国試は、国公立も苦戦する内容でしたが、毎回この難易度が続くわけではないので、やはり教科書ベースで日々なぜそうなるのかを考えるのが大事でしょう。

前回のB君、Cさんの例から考えれることは、正しく&効率的にやるかやらないかの典型的な例と言うことが出来るでしょう。

ところで。。。

「問題集を何周やるべきか?」ということがよく受験生は話しますが、何周やるかはあまり問題ではないと思われます。

要するに大事なのは、「きちんと理解したか」、「覚えるべき事項は覚えたか」、「類題に対応出来るための周辺知識は身につけたか」、「答えを導くプロセスは正しいか」です。

もし1周で、全ての分野において、これらが身につけば、極端な話、一周だけでやればよいことになります。

何故か、一部の学生は(国公立も含めて)周回数に拘る傾向があるように思われます。ただ周回数こそ多くても、知識が繋がっていない、漏れがある、考え方が分かっていないと、雑なパターンが多いのではないでしょうか。そもそも一問一答で、きちんと分からない所まで、全て教科書で調べて、その周辺まで見ていけば、5周も6周も出来るはずがありません。せいぜい三周が限度ではないでしょうか?国公立においても、開始が遅い学生は、一周+直近5カ年というケースも聞いたことはありますが、意外にも合格している人もいます。さらに模試も、麻布、DESの6回あたりを、分徹底的に復習すると、時間が足りなくなるでしょう。こういう力技で行くパターンは、運動部に多いように思われます笑。

100回以前ぐらいならば、2周すれば、合格すると言われていたそうですが、今見れば、「何これ?」と笑いたくなるレベルの問題ばかりでした(今の受験生は本当に大変ですね。。。)

ここまで国試が難化すると、上位層以外は、「個別授業で問題点をあぶりだす→関連知識を整理する→きちんと理解して、応用力を身に着ける」という流れが、以前よりも重要になってきているのではないでしょうか?